行く年来る年「人気美容師が漢字1文字で表す2024年」-後編 -

SHACHU 代表/みやち のりよしさんの今年の漢字

 

 

──「愛」を選んだ理由を教えてください。

常々、愛だなって感じています(笑)。

まず思い浮かんだエピソードは、ヘアショーでトップスタイリストのAtsuya君と出演した時のことです。彼がハサミで指を切ってしまって流血状態になりながら、どうにか最後までやり抜きました。僕も少し異変に気付いたのですが具体的な事情が分からず…。ニコニコしていたし、スタッフも大丈夫と言っていたので安心していたのですが、実はだいぶ深く切っていたようで病院に行くことに。

 

SHACHUスタッフは優しいから、僕が心配性なのをよく分かっていて、僕のトークショーが終わるまで彼の傷のことを僕に伏せていたようです。本人も心配させないようにと、ずっとニコニコで。

 

その夜の打ち上げは、彼には「無理して来なくても大丈夫」って言ったのに、「何を言っているんですか? 絶対に行きますよ!」と言って来てくれて。打ち上げの時には、みんなへの感謝の気持ちを話していて、スタッフはほぼ全員涙腺崩壊。本当に愛だなって感じました(笑)。

 

──美容師・美容サロン業界において2024年はどんな1年だったでしょうか?

物価の高騰や節約ブームで、美容業界に限らず運営や継続がとてもハードになっている気がします。フリーランスや業務委託、時間短縮とさまざまな働き方がある中で、やはりチーム力とホスピタリティが試されているように思います。情報過多で何が正解か迷うこともあると思いますが、「おもてなしの精神は、美容師として一生正義」なので、それをみんなでお店に落とし込めているお店は強い。あとは強い武器を持っている、特化サロンがやはり強いですね。

 

──最後に、2025年への抱負・意気込みをお願いします。

うーん、毎年、やる気満々だからなぁ。仕事でネガティブになるのが1番嫌だから、バランス良く働いて、遊ぶ時は遊んで、休む時は休んで、学ぶ時は学んで、やる時はやりきる!!!  SHACHUというチームがつねに最高のパフォーマンスが発揮できるような体制を、しっかり作っていきたいですね!

 

SHACHU(シャチュー)

代表/みやち のりよし

 

都内有名サロンから独立し、2014年4月にSHACHUを設立。「ユニコーンカラー」発祥サロンとして認知され、設立から2024年で10周年を迎える。多店舗展開をせず、美容に対して熱い組織づくりを念頭に置いた小規模運営を通して、クリエイティブでハイクオリティなスタイル提案ができるSHACHUブランドを展開し続けている。一方で、2021年から全国にSHACHUトレンドを届けるべくSHACHUのカラー技術をベースにしたカラー特化型専門サロン「CS made by SAHCHU」をプロデュース。現在で全国に18店舗と拡大している。

Instagram:@miyachinoriyoshi

 

 

>PELE RYUSEIさんが今年の漢字に「廻る」を選んだ理由とは?

 

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