行く年来る年「人気美容師が漢字1文字で表す2024年」-後編 -
PEEK-A-BOO クリエイティブディレクター/福井達真さんの今年の漢字
──「継」を選んだ理由を教えてください。
今年はセミナーを至る場所で開催し、イベントも数多く参加しました。PEEK-A-BOO という看板を背負ってセミナーをしているので自分らしさを出したいというよりは、「長年PEEK-A-BOO を愛してくれて、今でもセミナーやイベントに参加してくれる美容師さんたちに恥じないように、伝統を“継承”していかないといけない」という気持ちで毎回挑んでいました。
また、韓国にもセミナーで行かせていただきました。そのときも、国境を越えても「継ながる」のが技術です。美容師の教育の見本となるように、技術を分かりやすく伝えてくることを意識しました。
ヘアショーもいろいろな所でありました。観た方は感じると思いますが、「やっぱりPEEK-A-BOOだね!」ということです(笑)。
やり続けることへの挑戦も「継続」の力ですよね。先代、先輩などから受け継ぐ「継承」。サロンは、この意識がないと強いチームにはなれないと思っています。
──美容師・美容サロン業界において2024年はどんな1年だったでしょうか?
美容業界においては、これから生き残りの形態が変化すると思います。そして、生き残るために必要なのは、しっかりとした「統一的野望」を持つことだと考えます。スタッフ一人ひとりが同じ方向の目的意識を持ち、さらに違うフェーズに向かう行動が大切だと思います。
リクルートがうまくいかない会社は衰退し、1人サロンは将来に不安を掲げ、シェアサロンは目的意識に左右されることになると思います。
──最後に、来年への抱負・意気込みをお願いします。
来年は新宿店のスタッフ数名が、並木通り店に異動になります。新メンバーの加入によって、より意識を高め合い、素敵なチームを作り、盛り上げていきたいなと思っています。
PEEK-A-BOO(ピーク・ア・ブー)
クリエイティブディレクター/福井 達真(ふくい たつまさ)
美容師歴30年以上。現在はPEEK-A-BOO全店舗のビジュアル統括クリエイティブディレクターを務める。大胆な発想と繊細な技術で美容師にも多くのファンを持ち、顧客も幅広く老若男女に支持されている。趣味は「LEICA」で写真を撮ること。2024年には、全国のライカショップで写真展を開催するほどの腕前。
Instagram:@tatsumasafukui
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