行く年来る年「人気美容師が漢字1文字で表す2024年」-前編 -
LECO代表/内田 聡一郎さんの今年の漢字
──「育」を選んだ理由を教えてください。
今年はスタッフの成長が著しいと思ったからです。内田のブランドバリューを超えて、スタッフの存在感がかなり出てきた年でした。営業やコンテスト、撮影、外部ヘアメイクなど、それぞれの分野でいろいろなスタッフが活躍しました。コンテストでグランプリや入賞をするスタッフがかなり多く、スタッフの層の厚さを業界内にアピールでき、いよいようちのサロンのイメージが個人から団体になったと実感しています。
──美容師・美容サロン業界において2024年はどんな1年だったでしょうか?
早期教育が定説化した年でしたが、一方でやれる人とやれない人の二極化が始まった年でもあると思いました。
早期教育のメリットを言えば「シンプルに打席に立つことで経験値が豊富になる」点が挙げられます。デメリットを言えば「まだマインドセットやテクニックが早熟なことが多く、ブランディングも壁にぶつかることがある」ものだと思います。短期的に見ると良さそうなことも長期的に見たらデメリットになることもあるので、その取捨選択が組織にとっても個人にとっても大事な年だったと思います。
僕個人としては、今年も昨年を超える量の仕事をできたので、今までで一番忙しくいろいろな仕事にチャレンジできた年でした。ヘアショー、セミナー、撮影、教育、経営、趣味⋯⋯本当にすべて、全力でやりましたし、特に教育には力を入れました。
──最後に、2025年への抱負・意気込みをお願いします。
健康と共にまだまだ躍進します!
- プロフィール
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LECO(レコ)
代表/内田 聡一郎(うちだ そういちろう)
2003年より原宿のサロンでトップディレクターとしてサロンワークをはじめ、一般誌、業界誌、セミナー、ヘアショー、著名人のヘアメイク、商品開発などさまざまな分野で活躍。2018年、渋谷にLECOをオープンして以降、2020年にQUQU、2021年にöben、2022年にoddをオープン。デザイナーとしては2020年「JAPAN HAIRDRESSER OF THE YEAR」を受賞。2022年から2024年に「PREPPYリアルトレンド大賞」3連覇を達成している。また、著書『ウチダテク一刀入魂』をはじめ、これまでに4冊を出版しているほか、シザーやシザーケースなどのオリジナルプロダクトもリリースしている。代表として今後いっそうの活躍が期待されている。
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