ブリーチの神様・joojiさん。ハイトーンカラーに情熱を注ぎ込んだ彼の人生とは? —ヘアカラーのプロフェッショナル・中村太輔さんより
ブリーチの神様みたいな人がいたんだって、知ってもらえたら
第2章はjoojiさんの意志を受け継ぎ、親族の方がホームページ上にて更新を続けてくださっています。公開されている2013年から綴られ始めたjoojiさんのノートには、彼がブリーチと向き合う様子とともに、彼の理論があますことなく綴られていて、ヘアカラー技術の向上を目指す若い美容師さんにとって確実に役立つものに違いありません。
先ほども言ったように、ヘアカラー剤は近年飛躍的に進化をしています。でもブリーチだけは、自分の技術でコントロールしていかなければならない。美容師のヘアカラーの中で、ブリーチはもっとも技術が求められるものなのです。
だからこそ多くの美容師さんに、ブリーチの神様みたいな人がいたんだと知ってもらえたらいいなと思うのです。僕自身の技術に加えjoojiさんが培ってきたものを、今後広げていければと考えています。
- プロフィール
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jooji(じょーじ)
大阪にて美容師のキャリアをスタートし、ブリーチ専門店「gris」をオープン。ブリーチに魅せられ、ハイトーンカラー表現の技術と理論を極め、SNSにて数多くの作品を発信。ブリーチ専門店を閉めた後、フリーランスの美容師として東京に進出。2017年からは「第2章」と銘打ち、継承、伝達、育成をテーマに、後進育成の活動を開始。2017年8月5日、病により永眠。HP上にて引き続き第2章展開中。
http://jooji99.com/
1977年生まれ。国際文化美容専門学校卒業。都内サロンにてヘアカラーリストとして活躍後、2017年11月に独立のため退社。2018年1月に新店「stair:case」オープン予定。
(取材・文/福田 真木子)