美容師3年目がサロンを丸ごと借りて“プレ独立” 夢を叶える事務所「Je suis heureuse」の初の試み
「“25歳までに絶対に結果を出す”という夢を応援したいと思った」(石山)
―新卒から教育できるシェアサロンは珍しいと思います。
石山:フリーランスの集まりですけれど、僕は一つのチームだと考えていて。夢を持って活動している人たちを応援するためにプロデュースしたいし、アーティストが所属する事務所のようなカタチでマネジメントしたいと思っています。その実現のための重要な要素は4つ。技術とコミュニケーション、経験、フリーランスとしてやっていくための社会的なイロハだと考えています。
TAKEKIくんは3年前、僕に対して「25歳までに結果を出すところまで絶対にやり切ります」と言ってくれていたので、その夢を尊重して応援してあげたいと思いました。ただし、夢を途中で忘れたり、違う方向に行ったりするのは僕の主義じゃないので、そこにたどり着くまで伴走しています。
TAKEKI:僕は25歳までになりたい自分像があるんですよ。それは仕事の面でも、経済的な面でもあるんですけれど、それを考えた上で独立したほうが夢を叶えやすいということで、今は完全独立に向けて動き出しています。管理美容師の免許を取るために3年は経験が必要なので、3年が節目だなと思っていました。
独立については最初にきてくれたお客さまにもずっと言い続けてきたことなんで、新しいステージに進む瞬間を一緒に見せたいんですよね。夢を叶えて独立する瞬間って、ドラマのワンシーンみたいでよくないですか? 僕にとっては、その瞬間を一緒に味ってもらうことが、お客さまへのサービスなんです。
石山:TAKEKIくんは挑戦し続ける人生なんですよ。自ら挑戦する中で答えを導き出して、またそこからブラッシュアップしていく。そのバックアップのために、Je suis heureuse Miel(表参道店)を彼に完全に任せて、プレ独立をしてもらうことになりました。売上や材料の管理などこれまでこちらでやっていた部分も、今はTAKEKIくんに任せています。今回の完全独立に向けたアクションも、彼にとっては数ある挑戦の一つなのかなと。
>「間違った道に進まぬようガードレールを作ってくれるのが石山さん」(TAKEKI)