【広瀬和輝×松岡諒×かとし】盲目的SNSが視野を狭める!? SNS動乱時代だからこそ大切にしたい組織の美学と、洗練されたオトナ思考

就活の第一志望、どんな視点で決めた?

 

——ところで皆さんは就活する際、どのような視点で第一志望のサロンを選びましたか。



かとし:僕は中2で美容師をめざしたので、そこから都心のいろんなサロンに行っていたんですけど。最初はメンズサロン、そのあと考え方が変わってレディースサロンに行くようになり、最終的にカラーサロンに入社しようと思って2社に絞りました。REDEALに決めたのは、オーナーがスタッフをどんどんメディアに打ち出していたから。今ありがたいことにいろんなところからチャンスをもらっているので、間違いない選択だったなと思っています。サロンの良さは比較しないとわからないので、いろんなサロンを見ることは絶対に必要だと思いますね。

 

松岡:僕は勢いがあるサロンを探していて、「絶対にこのサロンはくる!」と思っていたところを受けて内定をもらったんです。でも当時は有名ではなかったので、周りから「どこそれ?」って言われてたんです。でも「今に見てろよ」と(笑)。実際のところ、意識高めなスタッフが集まるサロンとして広く知られる存在になりました。なんだか嬉しいですね。

 

広瀬:僕は志望サロンを1社だけ受けて決まったんですけど、事前の会社説明会は20社くらい行きました。いろいろな側面から比較して検証することも大事だと思ったので。


松岡:広瀬が受かったのは有名店だったから、受かったとき、みんなで「さすが広瀬さん!」ってなったんですよ。すごい、すごい!と周りが大騒ぎ(笑)。

 

広瀬:その美容専門学校の文化も、どうかと思いますよ…(笑)。有名店に受かっただけで、その学生が有名になるっていうね。僕は「単願」で受けましたけど、併願が就活のスタンダードになればいいんじゃないかなと思っていて。出願の期限を設けるなどの仕組みをつくれば、全然可能だと思うんです。採用側の美容室にとっては少し都合が悪いかもしれないですが、もし柔軟に考えられる余地があれば、業界にとっても確実に利点が多いのではないでしょうか。

 

松岡:同感です。僕は学生たちに、「うち以外も全然受けていいから」と、いつも言っています(笑)。選ばれなかったら、それは美容室側の問題なんですよ。シェアサロンが生まれたことで人件費にお金を使えないサロンは淘汰されていったように、求人もそれくらい厳しくなってもいいんじゃないかな、と。その方が、健全な経営、業界になると思っています。


かと:ちなみにREDEALも併願は可です。REDEALしか見ていないという学生さんが来たら「うちしか見てないなんて大丈夫?」と思いますし、素直に併願だと伝えてくれたほうが好印象ですね。

 

松岡:就活でいろんなサロンを見ておかないと、「こんなはずじゃなかった」という判断基準も不明瞭になりますし。併願が普通の業界になるといいですね。

 

 

>長く続いている美容室に「本質」がある


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