GOALDの代表取締役社長が中村トメ吉から佐藤拓弥へ! メンズヘア・アジアNo.1戦略など交代劇の裏側を2人に直撃!

機能性と再現性のあるパーマを武器に、アジアで勝つ

 

 

編集部:最近も台湾、韓国、中国とセミナーや業界交流をされていますが、中村さんはアジア進出により注力されるのでしょうか。

 

中村:我々のミッションは「すべての男性が、自己実現できる世の中をつくる」です。その為にメンズ美容師が活躍できる場を創る3つの事業。均等な自己実現が可能な教育プラットフォーム事業。再現性とエビデンスに優れたメーカー事業を通してそれぞれの自己実現に向けたフェーズ事のメニューを展開しています。当然、フィールドは日本にとどまらない。そして、アジアに目を向けたとき、佐藤がつくりあげた技術価値は、絶対にフィットすると思っていました。そもそも、アジアってパーマに関しては10年くらい遅れていると思っています。そこに、佐藤がやっている機能性と再現性のあるパーマを持っていったら勝てます。しかも、アジアは顔つきや毛質、黒髪など、日本人との共通点が多いですから。

 

佐藤:ちなみに、台湾でパーマのセミナーをした場合、「初めて見た!」「なんだこれは?」みたいな反応をされることが多いです。

 

 

編集部:そのあたりの反応は国によっても違いますか?

 

佐藤:韓国は独自のカルチャーが形成されています。技術というより、デザイン重視です。

 

中村:僕らは髪型をファッションの一部ととらえますが、韓国は顔の一部と考えています。だからデザインを頻繁には変えず、前回と一緒が90%以上、そのかわり刈り上げが少し伸びただけで切るんですよ。文化の違いですね。

 

佐藤:中国と台湾は、日本と韓国を意識していて、どちらかに寄せていくというイメージですね。どちらにせよ、日本の技術に興味を持っていると思います。

 

編集部:アジア展開を見据えての社長交代、という部分も大きかったのでしょうか。

 

 

中村:GOALDのブランディングの軸になるのがヘアサロンであり、そこを任せられるのが佐藤でした。というのも、僕らはこれから韓国でブランディングして、台湾で実績を積んで、教育や商材などの知的財産で中国に進出する計画を立てています。

 

そう考えたとき、日本のGOALDにブランド力がないと説得力がない。GOALDには、サロン以外に教育事業やメーカー事業など、複数の事業があります。その核にあるのが、GOALDのヘアサロン事業です。ここが上手くいっているから影響力を広げていけると考えています。

 

そして、ブランドをつくるのは経営者ではなく新しい価値を生み出すクリエイターです。スティーブ・ジョブズはiPhoneを誕生させ、そのプレゼンテーションで世界を熱狂させました。GOALDの場合は、その役割を担えるのは一番価値を生み出していて、チームの調和も生み出せる佐藤なんです。

 

 

>常にみんなが「最高かよ!」と思える環境をつくり続ける

 

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