次世代のガーリーカルチャーをつくる。かわいいもの好き女子に愛され続けるために伝えたいこと ➖Bettie山本由美子さん
やりたいことすべてを形にするためにオープンしたのが『Bettie』
Valentineでガーリーカルチャーを発信していくうち、一緒にものづくりや情報発信したいという友人、私のつくるガーリーな世界観に共感してくれる人が多くなってきました。「Bettie」は、そういうコミュニティの人たちが集まれる場所を作りたいという思いからオープンしたんです。お店のコンセプトはたくさんの人が行き来するような場所にしたいという思いから“モーテル”にしました。内装も、かわいいものが好きな女の子たちが集まってくるような、ガーリーなモーテルの客室をテーマにしています。
Bettieでは、ヘアスタイルだけでなく好きな世界観を丸ごと提案したいと思っているんです。そのひとつがオリジナルグッズの製作。つくっているのは、ホテルキーをモチーフにしたキーホルダーや、アパレル商材“ZINE”などです。どれもBettieのジェネラルディレクター兼プレスの高山がリードして、制作してくれています。キーホルダーは友人が立ち上げた雑貨ブランド「The Skips」とコラボしていて、アパレル商材は高山が、私の案をキーワードにデザインから生産まで担当し形にしてくれています。ZINEを高山とつくってくれているのは、お店に通ってくれているフォトグラファーさんやスタイリストさん。Bettieのコンセプトどおり、ガーリーな世界観を共有できるメンバーでつくっています。
まだまだはじめたばかりなので、ZINEがすごく話題になったとか、オリジナルグッズが爆発的にヒットしたとか、コレだ! という大きな成果はまだありません。しかし、ZINEに関しては、毎年楽しみにしてくれているお客さまや友人がいて、Bettieならではの楽しみと感じてくれているファンがいる、という小さな成果を感じ始めています。
また、友人から声をかけてもらって「イセタンガール」にある「アキュートガール」の企画で撮影のヘアメイクとして参加させてもらったりと、小さなお店ではありますがガーリーカルチャーを発信していることが認識されはじめていることを感じます。
私には、「やり続けたほうがカッコいい!」という美学があるんです。もしこの先、ガーリーカルチャーがまったく流行らなくなっても途中でやめるつもりはありません。やり続ければ、そういうカルチャーがあるということは認識され続けますよね。だから今は、地道に頑張る時期だと思っています。そして、ガーリーカルチャーがまたすごく流行ったときにはBettieが1番と言われたいんです!