「私が必ずかわいくします」高山直子が自信を持ってお客さまに対峙できる理由【後編】
アイラッシュサロンを5店舗経営、またインフルエンサーとして多くの女性から絶大な支持を得ている高山直子さん。
QJナビデイリー編集部では2014年若手オーナーとして注目を集める高山さんに取材を敢行(記事はこちらから)。そして4年後の2018年。女性として魅力を増し続ける高山さんに改めて取材。
後編では、オーナーとしての心持ちや、美容に対するあついモチベーションなどを伺いました。
アイラッシュデザイナーとしてのキャリアのその先
30歳前後のアイラッシュデザイナーは、このままサロンで昇進を考えるか、独立するか、キャリアについて悩む人も多いはず。高山さんにその辺りのところをぶつけてみたところ、
「正直にお話ししてしまうと、個人で技術者としてやっていると限界がくるとわたしは思っています。特に目、老眼ですね。30代なら大丈夫かもしれませんが、40代からどうなるかが分からなくなります。
また、今のところ予定がなくても結婚・出産などももしかしたら起こりうるかもしれず、保証の面ではやはり会社にいることは大きなメリットだと思います。
それに、もし技術者として難しくなったとしても、講師の道や、会社の裏方として関わるなど、キャリアチェンジも提案してあげられるんです」
サロンを構えているものとして、アイデザイナーのキャリアのその先を考えながらの言葉選びが印象的だった。
「前編でもお話ししましたが、体調を崩して美容師をやめたことを引きずっているんです。もうこの悔しさは一生言い続けると思います(笑)。
そんな経験があったから、私がトップに立つからには、環境のせいでやりたいことをやめざる得ない状況になってしまうなんてありえません。せっかく私の会社のスタッフになってくれたんだから、スタッフを守りたいし辞めてほしくない。
キャリアを積みたい子であれば、昇進できるように働きかけるし、マイペースに仕事をしたい人、子どもを育てながら仕事をしたい人なら、時短勤務などを提案します。
どんなポジションも必要だし、いろんな人がいるからお店のバランスも保つことができるんです。働くスタンスは人それぞれ。柔軟に対応して、女性の生き方を応援できる環境を整えてあげることが大事なんです
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