アイデザイナーのおかげで人と関わることが好きだと知った。NANAMIがアイデザイナーをずっと続けたい理由
マツエクって価格だけじゃない、個性も必要と気がつかされたお店
現在は原宿にあるL by HOMEに所属しているNANAMIさん。L by HOMEでアイデザイナーをしたいと思っていたものの卒業して最初の半年は別のお店で勤務していたんだそう。そのワケとは?
「3年前くらいまで、アイデザイナーといえば、黒いエプロン、白シャツ、黒いパンツ…というのが定番スタイルでした。でもあるときL by HOME、当時のHOME本店にマツエクを付けに行ってみたら、スタッフはみんなそれぞれおしゃれを楽しんでいたんです。お客さまも、そのスタッフの色に合ったお客さまがいらしていて、ジャンルもバラバラ。すごく珍しいと思いました。
当時、まだ学生だったので、安いところを探してマツエクをつけていたのですが、お客さまの個性に合わせてまつ毛をつけていたことにもすごく驚きました。お客さまがスタッフのキャラクターが好きでお店に通っている姿や、流れ作業じゃない施術を見たのがはじめてだったんです」
L by HOMEの個性的なスタイルに衝撃を受けて、ここで働きたいと思ったというNANAMIさん。しかし、当時は中途しか募集していなかったため、技術を習得してから挑戦をすることを決意し、半年間、別のお店で技術の勉強に励んだのだそう。
「その後、縁があって、入社できました。お店の人みんな仲がよくて、仕事に行きたくないって思ったことないんです」
お店の話をすると、笑顔がこぼれるNANAMIさん。しかし、モデルとしても活躍されている今、どのように両立しているのか?
「お店に結構いるんですよ。週の半分はいますね。大変でしょ? とよく聞かれますが、今の仕事もモデルもプライベートもいろいろやれて楽しい。モデルの仕事を見て、お店にきてくれる子もいるんです。今すごくいいバランスでお仕事させてもらっています」
NANAMIさんからみて、アイデザイナーに向いている人ってどんな人ですか? と聞くと、
「単純作業も多いので、いろいろやってみたいと思っている人は飽きちゃうかもしれないです…。たまに、器用じゃないけどできますか? と質問されますが、私も全然器用なタイプじゃないんです。でも繰り返しの作業なので、根気よく続ければできるようになります。手先の器用さは全然関係ないですね。それに意外と色やカールの種類など、できることも多い。まつ毛の世界を楽しめるようになると、長く続けられると思います」
NANAMIさんはこれから、“ナチュラルなマツエク”を知ってもらいたいんだそう。
「派手なイメージがありますが、むしろナチュラルに濃く長くできることも知ってもらいたいですね。ブラックやブラウンで自然な目元にできるんですよ」