SNSに押されて休刊…美容師の熱意が導いた『CHOKiCHOKi』復刊物語 (後編)
なぜ美容師になったのか? その根っこの部分を刺激し続けたい
−今後はどんな展開を考えていますか?
三浦:年2回くらい出したいなと思っています。この本に出たいがために美容師さんになった子がいるっていう話は伝え聞いているんですよ。この本の撮影があるときは前の日からドキドキして眠れなかったとか。そういう、うれしい声もあることですし。
−では、まずは秋に向けてって感じですかね。
三浦:なんとかしないと。クライアントさん募集ですよ、ほんと。クラウドファンディングもまたやるつもりではいます。何度もできることではないと思っていますが、想像以上に「またCHOKiCHOKi出す」という情報が拡散してくれたので。
−最後、一言、読者のみなさんに応援メッセージをいただけますか。
三浦:『CHOKiCHOKi』は原宿で働きたい、デザインを作りたいっていう人たちが参加している本です。だけど、それだけじゃなくて「どうして美容師になろうと思ったの?」っていう根っこの部分を刺激できたらいいと思っています。僕はそもそも美容師の仕事をリスペクトしていますし、原宿じゃなくたって目の前のお客さんをきれいにするとか、その人の人生のセレモニーに立ち会えるとか、そういうところにあると思うので、その気持ちを持ち続けてくれるとうれしいですね。
- プロフィール
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『CHOKiCHOKi』 編集長/三浦伸司(みうらしんじ)さん
大学卒業後、出版社1社を経て内外出版社に入社。バイク雑誌の編集などを経験後『CHOKiCHOKi』の編集長に。『CHOKiCHOKi』はファッション感度の高い10代男性、美容師や美容学生に絶大な支持を受けるも、2015年に休刊。2018年に独立し、株式会社CHOKiCHOKiを立ち上げる。クラウドファンディングを実施し、2019年5月31日に『CHOKiCHOKi2019』をリリース。雑誌の発行、WEBの運営などメディアをはじめ、各種セミナーの実施やイベントの開催など、メンズ&レディースヘアスタイルとストリートファッションについて、いろいろな表現活動を行なう。
http://www.choki-2.net