SNSに押されて休刊…美容師の熱意が導いた『CHOKiCHOKi』復刊物語 (後編)
サロンの大小、有名無名で判断しない
−ちなみに、復刊前と復刊後で紙面作りは変わりましたか?
三浦:それは変わらないです。創刊したころから今まで、一番ホットなのは何かを自分の目で判断して、企画を組んでいます。だから、今回はウルフで始まっているんですよ。多分、マッシュで始めるのが今の気分だと思うんですけれど…いや、最初はマッシュで組んでいたんだけれど「途中で何からしくないな」と思って。
僕の信条は、「公益になることを公平に公にする」なんです。サロンの大小、有名無名で判断しないところが『CHOKiCHOKi』のよさとだと言われたことがあって。そのスタンスで行くと、最近ウルフが面白くなってきているから、ウルフでいってみようと。
−だからこそ愛されてる…それが伝わるんでしょうね美容師さんにも。
三浦:ひょっとしたらそれはあるかもしれない。たとえば、先日NHKのプロフェッショナルに出たOCEAN TOKYOの高木くんなんて、雑誌で一人で特集されるような存在じゃないですか。特別扱いがあってしかるべき立ち位置だと思います。ただ今回の本については、雑誌のコンセプトもあってそれはしなかった。だから「よく出てくれたな。断られてもしょうがないと思っていたんだけれど」って僕が言ったら、「『CHOKiCHOKi』だからいいかなと思って」って言ってくれて。
−うれしいコメントですね。ちなみに復刊して、反響はいかがでしょうか?
三浦:SNSを見ていると、みんなタグをつけて紹介してくれているので、ありがたいですね。できれば、僕に直接、声をかけてほしいかな。僕に対しては何にも言ってくれないので。(笑)。HEAVENSの世良田くんと、oltaの後藤くんは『CHOKiCHOKi』をテーブルの真ん中に置いて2人で飲んだらしいですけれどね。なんでそこに俺を呼んでくれないんだみたいな(笑)。
>なぜ美容師になったのか? その根っこの部分を刺激し続けたい