「好きな美容師ランキング2018」王冠を勝ち取ったOCEAN TOKYO 高木琢也のハイライトと2019年の野望!
2019年はOCEANTOKYOごと大きくなる年にしたい
―ずばり、2019年の野望を教えてください!
高木「海外進出ですかね。テレビでも“世界平和”って言った通り、髪で世界にハッピーを伝えたい。それに、日本一を取ったのに、海外にいかないのはダセーな、と思うようになってきました。海外も視野に入れて、お店も出すだろうし、プロダクトも出すと思いますが、その報告のしかたも含めて、美容室っぽくないやり方でできたらと思います。世界にも行くし美容師の枠も超える、枠を超える年になるんじゃないかな。
ただ一つの美容室を経営するというよりはOCEAN TOKYOという物質をでかくしたいです。髪に興味ない人でも知っている存在になりたいん。例えば、ヴィダルサスーンのように、一般の人は本人をよく知らなくても、シャンプーの名前はみんな知っていますからね。今はOCEANTOKYOを知っているからOCEANTOKYOのワックスがいいという流れを、ワックスなどのモノの品質を通してOCEANTOKYOという美容室を知ってくれる人たちが増えれば、裾野も広がりますから。
もちろん商品だけじゃなく、アイデアや打ち出し方、本質の部分といろんなものが混ざらないとバズは起こらない。バズらせるというのも、来年の目標かな。プロダクトの面でもそうですが、日本に留まらないっていうのが一つのテーマです」
―美容業界を変えていくという自負みたいなものはありますか?
高木「それはあんまり興味ないですね。だって、美容師さんって言って聞くような一筋縄な人たちじゃないじゃないですか(笑)。そこが素敵だと思うし。敢えて言うとしたら、『俺たちは先行きますね』っていう感じ。SNSにしても宣伝にしても、OCEANTOKYOと同じようなことをやっている美容室はたくさんありますが、それによって最終的に美容業界が大きくなればいいと思う。追う追わないは自由だけど、OCEANTOKYOとしては、先に違う世界に行きます」
―ありがとうございます。最後に、美容師さんたちにメッセージをお願いします。
高木「俺みたいには、誰でもなれますよ。もともと大した人間じゃないから。俺が特別なんじゃなくて、化けて輝くチャンスは誰にでもある。『高木だからできる』じゃなくて、自分にでもできるんだと思って励んでほしいと思います」
- プロフィール
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OCEAN TOKYO
代表/高木 琢也(たかぎ たくや)
千葉県出身。早稲田美容専門学校卒業。都内1店舗を経て2013年9月に中村トメ吉氏とOCEAN TOKYOを立ち上げる。瞬く間に超人気店へと成長し、わずか4年で渋谷・原宿に5店舗を展開。自ら月間技術売上1200万円を達成するなど業界でも注目を浴びる。年間約20回のセミナーは即日完売。発信するスタイルはすぐさま流行を創り出す、止まることの知らない美容界の風雲児。
(取材・文/須川奈津江 撮影/渡辺きるけ)