「好きな美容師ランキング2018」王冠を勝ち取ったOCEAN TOKYO 高木琢也のハイライトと2019年の野望!
2019年、高木さんが注目する美容師は…?
―およそ51万人の美容師さんの中から1位に選ばれた高木さんですが、逆に、高木さんが好きな容師さんはいらっしゃいますか?
高木「好きな美容師さんは、ABBEY中村章浩さん、SUN VALLEY朝日光輝さん、air金丸佳右さん。なぜかというと、みんな『嘘がない』し、本物の方々だなと。あんなにガラが悪いのにみんないい人だし、勉強させていただいてます。あと、突っ込みどころ満載だけど、ヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブさんも、まあまあ好きです(笑)」
―OCEANTOKYOの中での注目スタイリストは?
高木「叩き上げ感が一番ある雨宮雄三かな。イケメンにもかかわらず尋常じゃない努力しているから。雨宮は、もともとは人を育てることとかに関心がなくて、他人に興味のない人間だったイメージ。そういう奴がスタッフとご飯食べに行ったり、自分なりにコミュニケーション取ったりしているのも見るべきところだし、SNSも毎日やっているでしょ。あれだけ売れていて人脈も知名度もあれば、もう何もやらなくてもお客さんはくるのに、そういう努力を怠らないのはすごいし、スタッフのことも疎かにしていない。だから、来年雨宮は結構すごいことになるんじゃないかな」
―来年は雨宮さんが化ける、という感じですかね。
高木「もう十分に化けているんだけど、それが見えないのが惜しいですよね。信憑性がないと売れ続けない中で、雨宮はボキャブラリーがないから、そこがもっと養われてきたらすごいことだなって思います。
あとは、走り続ける体力ですね。ロケットダッシュは絶対的に必要なんだけど、売上とったらOK、ヘアランキング・人気ランキング1位取ったらOK、SNSのフォロワー数がいたらOKとかじゃない。一時的にはOKかもしれないけど、それは明日には過去になってしまう。
昔取った1位よりも、みんな今の1位の方が気になるじゃないですか。いかに自分たちの結果を肥やしとして次のステージに上がろうとするかが大切ですよね」
―高木さんの言葉の中で『本物』というのがよく出てきますが、高木さんにとっての『本物』ってなんでしょう?
高木「一言で言うと、『うまくて嘘がないこと』ですかね。偽物がうまく売れているようにも見せることができる世界じゃないですか。口だけの人と行動していない人が嫌なんです。
本物の人たちは自分に正直ですよ。カットがうまくいかないと思ったら練習するし、うまく説明できないと思ったら説明できるように勉强する。できない自分が嫌だから正直に学ぶことができる。できないけどなんとなくやっている人は全員フェイクだと思う」