「好きな美容師ランキング2018」王冠を勝ち取ったOCEAN TOKYO 高木琢也のハイライトと2019年の野望!
全国の美容師さんの投票により決まる「好きな美容師ランキング」第1位に選ばれたOCEAN TOKYO高木琢也(たかぎたくや)さんに緊急インタビュー! 今年の顔ともいえる高木さんに、1位に選ばれた感想と、2018年のハイライト、そして2019年の野望を語っていただきました。
★現在、2019年版「美容師ランキング」の投票中です。投票に関する詳細はこちら>>
「素直にうれしい! 1位だからこそ意味がある!」
―「好きな美容師ランキング2018」栄えある1位ということで、率直な感想をお聞かせください!
高木「素直にうれしいです! 自分のブランディング的に、万人に好かれるようにやってきていない中で、それでも1位に選ばれたというのがうれしい。ちゃんと見てくれている美容師さんたちがいるんだな、と。今回のランキングを見ると、薄っぺらい人気投票じゃないというのがわかりますし。
こういうランキングって、1位だからこそ意味があると思う。だって、日本一高い山は富士山だって誰でも知っているでしょ!? ちゃんと認められたって証。「ポジティ部」でも伝えたように、僕自身が肝心なときに決められなかった人生だっただけに、1番ってうれしいです」
高木琢也2018年のハイライトはNHK『プロフェッショナル』出演
―2018年は、テレビ出演、大規模なヘアショーの開催、権威あるランキングの総ナメなどまさしく高木さんの年だったかと思いますが、中でもハイライトはなんでしょう?
高木「やっぱりNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』への出演かな。あの番組に出たことによって、お客さまや美容師になりたいって人との距離が今までよりもっと縮まりました。『昔はだめな奴だった』『やればできるようになる』『夢は叶う』とかって、今までどんなに言っても刺さらなかった部分があって、テレビで苦労している部分を見てもらえたからこそ、説得力をもって伝わるようになったんじゃないかと思います」
―2か月の密着を受けたそうですが、裏側はどんな感じだったのでしょう?
高木「あの番組は、取材依頼が来ても打ち合わせの段階で出演がなくなる可能性もあるし、取材の途中でナシになることもある。密着取材が終わったとしてもそれが放送されるかどうかわからないんですよ。だからまず、撮影までこぎつけられるかが課題で。でも、いまさら『この賞取りました』『これだけ売上あります』とアピールするのはなんか違うなって思って。
だから、33年生きてきた“まんま”でいこうと決めました。それは、密着してくださったディレクターが嘘を見抜く方だったからというのもありましたね。こっちが作ってもバレてる。だって、少しでもかっこよく見せたいじゃないですか(笑)。でも、そういうことじゃないんだって。
例えば、取材の中で『今のちょっと伝わりにくかったんでもう一回撮り直してほしい』というのはできないんですよ。彼らは、本当の瞬間を切り取るために追ってくれているんです。結果、あんまり見せたくないイケてない部分も放送されちゃったけど(笑)。
そういう部分が表に出たことによって、OCEANTOKYOが目指している『あこがれ×親近感』を出せたのかなと思います。日本一のコンテストで1位を取るのもあこがれだし、かっこいい服を毎日着ているのもあこがれ、有名になるのもヘアショーやるのもあこがれになるけど、「俺も昔はイケてなかったよ」というのがよりしっかり伝えられて、解放された感がありますね」
―放送後、周囲の反響や変化はありましたか?
高木「街を歩いていて、めっちゃ話しかけられるようになりました。今までは、若い人たちばっかりだったんだけど、飛行機に乗ったときにスーツを着た会社員の人やお医者さんとかにも話しかけられたり。驚きましたね。だって、普段はパーカーにサングラスとかで歩いているから、普通そんなガラが悪い人に話しかけないじゃないですか。
そういう意味でいうと、今年は『日経ビジネス』にも取り上げてもらったというのも大きいですね。美容師としてだけでなく、経営者としての面を取り上げられたことによって、若者だけでなくビジネスパーソンに認知されたのも嬉しかったです」