【佐藤真那人&斎藤剛】激震トラブルを乗り越えpunel出店から1カ月。「お店づくりはまだまだ終わらない!?」<PR>
佐藤真那人(さとうまなと)さん、斎藤剛(さいとうつよし)さんが共同オーナーを務めるpunel(プネル)が、原宿にオープンしました。実はQJナビDAILY編集部では、2021年1月から独立に向けて奮闘する佐藤さんに密着。ビューティガレージのショールームを訪問し、シャンプー台を購入するシーンから始まり、内装工事、様々なトラブルを経て、懸命に前進していく姿を前編でレポートしてきました。後編となる今回はオープン1カ月が経緯した佐藤さんを直撃します。
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フリーランス美容師からオーナーに転身
フリーランス美容師として働いて2年弱。のびのびと何の問題もなく働いてきましたが、やはりフリーランスの立場では活動が制限されることもあって。フリーランスでやる以上、できること、できないことがハッキリと決まっているんです。枠いっぱいに予約をとれないし、自分が育てたいと思うアシスタントの教育もできないし。今、僕に限らずフリーランスから一転してサロンオーナーになる、という美容師が増えていますよね。みんなそれぞれにフリーランスの限界を感じてのことだと思うんです。
お店を持とうと思った一番の理由は、自分のブランドみたいなものを持ちたかったから。これから先、自分がチャレンジしたいと思うことに取り組むためには、自分の店を持ち、立ち位置もはっきりさせなきゃな、と思い始めていて。今の自分がもう一歩先へと進むためには、出店は外せなかったんです。
これまで自分が勤めてきたサロンが3店舗あるのですが、それぞれのサロンでそれぞれの教育と文化があって、そこで働きながら学ばせてもらいました。またフリーランスになってからは、今の美容業界の現状や、今後のサロン運営においての課題も、冷静な目で見ることができました。美容師やお客さまの価値観も変わってきているし、美容師の受け皿となるサロンのあり方も変わらなければいけません。自分なりの考えでベストなお店を作りたいと思うようになりました。
punelの共同代表を務める斎藤剛(さいとうつよし)とは、専門学校時代の同級生という関係が縁で、オンラインサロンを一緒に主宰しています。斎藤と意見交換していくなかで、美容師にとって働きやすい場所を作ろう、という目的は合致していました。一つ具体例をあげるとしたら雇用形態ですよね。個々のスタイリストが注目されている今、彼らの可能性を引き上げてあげられる場所が必要だなと思うんです。
punelに所属するスタッフには、もともとSNSのフォロワーも多くて発信力の高い人が多いです。これまでの集客は、一般のお客さまがクーポンサイトなどからヘアスタイルを検索して来店するという流れがあったと思います。ですがpunelでは、もっと個々のスタイリストのパーソナリティを前面に出していきたいし、そこからファン化に繋がっていければいいなと思っています。
もちろんオーナーの僕にとっても大きな挑戦です。これまで自分自身が発信してきたハイトーンカラーや色彩表現など、新しいヘアデザインのアイデアを後進に伝えていきたいと考えています。
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