アジアにしかない美しさや魅力を発信したい! 台湾と日本の美容師、海を越えて築いたヘアショー“ATC”の挑戦に密着!−株式会社K’s/川原秀貴さん−
台湾と日本、それぞれの国を代表するスターが集結!
−出演者の皆さんはどのようにアサインしましたか?
僕は「この人ステキだな」と思うと、直接会いに行くようにしています。実はALBUM/NOBUさんに会ったときも予約を入れて行ったんです。基本的に、自分の目で見たものしか信じないようにしています。会ったときの人柄や空気感など、実際に感じたものを大切にしているからです。
全ての参画サロンが決まったときは「この豪華ラインナップは、ヤバイ!」と興奮しました。
昨年も出演していただいたALBUMやLondの皆さんをはじめ、初出場のSUNVALLEY、OCEAN TOKYO WHITE、SHACHU、C・crew、弊社のLIV OSAKAが日本代表としてATCの舞台に立ちました。
-台湾でにはヘアショーの文化がないとのことでしたが、実際の反響は?
昨年、台北のホットスポットにあるスタジオで開催した際、700名を超える美容関係者が集まりました。先ほどもお話しした通り、ほかの美容師さんとつながることに消極的だった台湾の美容師の方々が、こんなにも集まってくれたことに驚きを隠せません。
今年は、自社で運営しているSieg(ジーク)から輩出した台湾美容界のスターABBYや人気爆発中のBruceのほか、台湾美容界のレジェンド、Miyakeさんなども参加していただきました。
-どの美容師さんも会場からの歓声がアイドル並でしたね!
今でこそ、さまざまな美容師が注目されていますが、台湾に進出した4年前は、Miyakeさん以外、有名な人は皆無。「Miyakeさんのようなスターをどんどん増やしたい!」という思いで、スタッフを育てました。
BruceやABBYには、Instagramでブレイクしている日本美容師さんのやり方を徹底的に叩き込みました。
ABBYは、台湾業界でスターですが4年前は普通の美容師でした。ただ、初めて会った印象やインスタの写真を見て、彼女が表現する世界やセンスに「この子は光る!」と感じましたね。集客術や確かな技術をきちんと伝えることで、二年後には一躍台湾美容業界のスターになりました。まさにシンデレラストーリーです。
今回のショーでも会社の異なるサロンがあつまり、それぞれのスター選手が集まったことに、業界の革新を感じました。アイコンとなる美容師がどんどん生まれ、「美容師になりたい」と憧れる若者が増えたらうれしいです。