クリエイティブが美容の枠から溢れ出た! アートすぎる美容師たち

「好きなことを全部やる」でマルチポテンシャライトへ

 

 

―ダンスで活躍する中2016年に再び美容師としても活動を開始していますが?

 

そうなんです。その頃、日本のダンサーと海外のダンサーの価値の違いを感じていて、このままずっとダンスだけでやっていけるのかという将来の不安みたいなものを感じて悩んでいたんです。そこでダンス以外の好きなことで、仕事としてできること、と考えた時に「また美容師をやろう」と思いました。ダンスに衝撃をうけた勢いで一旦辞めてしまいましたが、美容はずっと好きだったのでそれが自然に感じたんです。ちょうどその頃、美容師時代にかわいがってくれていた先輩(Fam AND 代表本田さん)から、うちの店で面貸でやってみないかという御縁をいただいて、今もいるANDで美容師の仕事も復活することになりました。

 

―ダンスと美容師と両方やるのは大変だと思いますが

 

実は今は映像制作もしていまして(笑)。これも2016年ぐらいから趣味で始めていたのですが、これもまたダンスの先輩(Happy Sunny 代表井上さん)が映像会社をやっていまして、うちで映像の仕事をやってみないかと声をかけてもらいました。なので今は平日は映像制作の会社の仕事をして、土日は美容師とダンス、個人受けの映像の仕事をしています。めちゃくちゃ忙しいですが、全部好きなことなのでつらいことはないですね。

 

誰かのためにやる それがクリエイティブ

 

 

―ダンスと美容師と映像制作とものすごく多才ですが3つのことに相乗効果や共通点はありますか?

 

すごくありますよ! 美容師は頭を立体的にとらえてデザインをしますし、薬剤の調合などで計算することも多々あります。美的センスと共に数学的な思考が必要なことが多いですよね。そこで培った能力は、ショーやダンスの構成を作る際に役立っています。それに視覚的なバランス感覚が鍛えられているので、舞台を見た時も微妙なバランスの違いなどが見える。そういう点では普通の人と見える景色が違っているなと感じます。

 

あとはカットのリズムですかね。ダンスで鍛えられたいいリズムでカットをするんです。そうすると自分もそうですけど、お客さまも気持ちがいいと思うんですよ。売れている人のカットの音を聴いてみてください。きっと気持ちいいリズムで切っていますから。

 

相乗効果と言うと、単純にそれぞれの仕事で関係する人たちがオファーをくれることも多いです。ダンスの仕事で知り合った人が髪を切って欲しいときてくれたり、イベントをするから映像を撮ってほしいと依頼をくれたり、その逆もありますね。

 

共通点というところでは、クリエイティブは誰かのために発揮するものだということでしょうか。

これは僕の人生のテーマでもあるのですが、ヘアでもダンスでも映像でも、誰かのために創ることで熱量をもってクリエイティブができるのだと思います。

 

ダンスのすゝめ

 

一髪、二化粧、三衣装と言いますが、その大切な髪のケアを担っている美容師は日々の鍛錬や気遣いなど大変な仕事でもあります。ストレスが溜まるときには是非ダンスをおすすめします。ダンス以外でも美容以外のクリエイティブで発散させるもいいですね。美容師のクリエイティブ脳力は何をしてもずばぬけているはずなので!

 

ダンスでも映像でも素敵な美容師さんと一緒に何か、熱量のある事がやりたいです! 是非この記事でハッとした人はご連絡ください!(笑)

 

プロフィール
YOHEI SHIMIZU
美容師、ダンサー、映像クリエイター。

原宿で美容師とし働いたのち、23歳でダンスの世界に飛び込む。さまざまなダンスコンテストで受賞し、現在は演出やダンサーのエージェントもこなす。同時に美容師、映像クリエイターとしても活躍する3足のわらじを履くマルチポテンシャライト。
Instagram:@kuma_shimizuyohei

 

>番外編 逆に美容師がアートになっちゃった!? 美容師をダサTにする謎多きダサいTシャツ屋さん

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