クリエイティブが美容の枠から溢れ出た! アートすぎる美容師たち
アートな美容師 entry03
好きなことをみんな仕事にダンスな美容師 -AND YOHEI SHIMIZUさん-
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AND YOHEI SHIMIZUさん
アートな活動:ダンス・映像制作
活動歴:約13年
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息抜きのはずのダンスのためにサロンを退職!?
―美容師でありダンサーでもあるとのことなのですが、どんな経緯で両方をやることになったのでしょうか?
元々原宿で美容師をしていて20歳でスタイリストデビューをしました。美容師としても楽しく働いていたのですが、少し余裕も出てきたし、気晴らしに趣味を持とうと思って通い始めたのがダンススクールでした。23歳でダンスを始めてしばらくたった頃、先生のステージを観に行きました。僕がやっているのは“アニメーションダンス”や“ロボットダンス”と言われるダンスなのですが、そこでみたステージ上でのダンスパフォーマンス、お客さんの歓声、空間、全てに電撃が走るような衝撃をうけました。その日から「自分もステージ側に立ってダンスをしたい!」という考えにとりつかれてしまって。1カ月経たないうちに働いていたサロンをやめてしまったんです。ダンスを始めて1~2カ月の頃です。
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SHOW ME THE “WINTER” FUTUREでのパフォーマンス
―1~2カ月で!? ダンサーになるには通常よりスタートが遅めかと思いますが、美容師を辞めてダンス一本でというのは不安ではなかったんでしょうか?
実は全然不安に思っていなかったんです。なぜだかダンスでやっていけるという根拠のない自信があって。そこからは毎日毎日、一日5~6時間ダンスの練習をしていました。これまでずっとダンスをしてきた人より下手なのは当たり前なのですが、とにかくずっと練習をしているので、成長率は断トツでした。それを見込まれて師匠の弟子にしてもらい、ダンスレッスンの手伝いなどをさせてもらっていました。弟子になって1年半ぐらいの時、テレビ番組で日本一のダンスチームを決める企画がありました。そこで師匠と同じチームで出演し、初代チャンピオンになることができたんです。そこからは人生が一転して、さまざまな企業イベントや、日本中のステージホール、世界中を回ってダンスパフォーマンスをしてきました。
そして、チームを脱退した後は主にステージやダンスの演出、振り付けやダンサーの手配をしたりとダンスに関わることはなんでも仕事としています。
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SHIMIZUさんが立ち上げたエンターテイメントで心を救う団体『 ATREE 』
こちらは手話とダンスを掛け合わせた表現の試み