クリエイティブが美容の枠から溢れ出た! アートすぎる美容師たち
アートな美容師 entry02
最大の目的は場を作ること アートクリエイションな美容師 ―CLOE by LUVISM相田 一樹さんー
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ILLUSTRATOR KAZUKI AIDA/CLOE by LUVISM相田 一樹
アートな活動:イラストレーション、アートクリエイション
活動歴:約3年
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ゼロから作り上げて人によろこんでもらえることを
―相田さんがイラストレーション、アートクリエイションを始めたきっかけは?
3年ぐらい前に、美容室で担当していたお客さまが音楽イベントを開催することになったんです。そのイベントで何か盛り上げる手助けをして欲しいと言われて。もともと絵を描くのが好きだったので、その場でライブペインティングをすることにしたんです。それが盛況でものすごく喜んでもらえたんですよね。
同じ頃、友人の結婚式の余興でバンドをしようと言うことになったんですが、やるなら本気でやってみようと。バンドの練習もさることながら、Instagramにバンドのアカウントを作って当日までの活動の実況をしたり、イラストでメンバーを紹介したり、フライヤーも作って配ったり、と本格的にいろいろやってみたんです。そうしたら新郎新婦も参列者も大喜びしてくれたんです。
そんなことから、何かをゼロから作り上げて人によろこんでもらうってすごく楽しいなっていうのを感じたんです。それでゼロから作り上げるアート活動をしてみようと思ったのがきっかけです。
マーケティングで人に求められるものを
―アート活動はどのようにスタートしたのでしょうか?
初めはInstagramにイラスト用のアカウントを作って描いたイラストを投稿していきました。僕は美容にしろアートにしろしっかりマーケティングをするタイプ。どんなものにニーズがあるのか、何が流行っているかなどを吟味したうえでラインアートに行きつきました。やり始めるととことんやりたい性分なので、アートの勉強をして、アート畑の人と知り合って情報収集もしました。特に1970年代のポップアートが好きでバスキアやアンディ・ウォーホールやバンクシーを代表とするストリートアート作品にも影響を受けています。
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―最近はラインアート以外のアートも作成されていますが。
初めのころのラインアートはブラックフレームとアクリル板に手書きで作成していました。最近はラインアートの他に、キャンバス画にイラストをレイヤードしたり、海外のポップアートをアレンジしシルクスクリーン作品も作成しています。アート作品は販売もしているのですが、その売り上げを新たな手法にチャレンジするための投資にあてているんです。
―Instagramに投稿されている塗り絵アートも気になります。
コロナにより全世界でSTAY HOMEを余儀なくされています。少しでも不安な気持ちを和らげるためにできることはないかなと思って始めたのが塗り絵アートの投稿です。いろいろ考えた結果、自分で手を動かして作り上げられる塗り絵をすることでアートを感じて、気分を変えられるといいなと思っています。