政治を知ればお客さまも攻略できる!? apish・坂巻哲也さんに聞く、美容師が政治を知ったほうがいい理由
小さい範囲から、知りじめてみよう
—政治というと範囲が大きすぎて、どうやって学べばいいかわからないのですが、何から始めたらいいですか?
まずは自分が住んでいる地域など、小さい範囲について知ることから始めるといいと思います。自分の住んでいる場所や、働いている町内会、区や市などですね。ホームページで見てみるだけでも意外と知らないことが多いし、知らなくて損していることもあるんですよ。あと選挙に行ったり、投票するために調べることも、政治を知る一歩になります。
興味があることが出てきたら、誰でも参加できる勉強会やフォーラムに行ってみるのもおすすめです。無料のものもありますし、動画配信をされているものもあります。美容のイベントに行くのも大事だけれど、たまにはそういった行動をしてみると、自分の未来がまた違う角度で開けていくんじゃないかなと思います。
—未来まで変わる可能性が?
うん。ひとつははじめの話に戻るけれど、医師や弁護士と並ぶ国家資格である美容師の仕事や、だからこその整った環境を絶やさないという意味で。美容師がみんな知識を持っていると示すだけでも、それらの制度が勝手に変わっていくことを止める抑止力になると思うんですよね。
もうひとつはプライベートも含め、自分自身の未来を切り拓くために。知識を持つことで、新しいビジョンを築いていくきっかけを得られるかもしれません。何度も言うけれど知らないよりも知っているほうがいい。難しく考えないで、興味を持ってもらえたらいいなと思います。
- プロフィール
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apish
代表/坂巻 哲也(さかまき てつや)
1962年生まれ。千葉県出身。パリー美容専門学校(現・パリ総合美容専門学校)卒業。1998年『apish』設立。現在、東京、青山、銀座、神奈川など全8店舗を展開する。2016年、小池百合子政治塾「希望の塾」に入会。
(取材・文/福田 真木子 写真/河合 信幸)