パリコレ参戦!”原宿スタイル”を発信する『ALLY TOKYO』が「最新の美容技術×日本文化」を世界にお披露目

 

今年9月28日、パリのファッションウィークで、日本の美容技術と文化を世界へ発信するイベント「JAPAN DIRECT」が開催されました。そこで行われたヘアショーのステージに、原宿のインターナショナルサロン『ALLY TOKYO』(アリートウキョウ)のメンバーたちが参加。Y2Kを超えた「近未来Y3K」をテーマに、代表・ありペーこと有田雄大(ありたゆうた)さんとヘアデザイナー・NANAMI(ナナミ)さんによるユニークなショーを披露し、観客を魅了しました。この一大イベントに参加することになった経緯や本番を迎えるまでの準備期間、当日の様子など、裏舞台を取材しました。

 


 

原宿カルチャーの発信チームとして参加

 

 

―今回のイベントは、どのような経緯で参加が実現したのでしょうか?

 

ありペー:僕は以前から海外で仕事をしたいという目標があって、「海外に行きたい」ということは周りに公言していたんですね。ショーのコンセプトは「日本の美容技術と文化を発信する」だったので、ALLYの「原宿スタイル」や「インバウンド」などのブランディングがマッチしたんだと思います。それにスタッフの多くがカラフルなデザインや原宿ポップカルチャーを感じさせるスタイルを打ち出しているので、わかりやすさもあったのかなって。僕自身もTikTokやリールなどで、”英語×アニメ”をミックスした動画コンテンツを発信しているんですが、NANAMI も僕も日本カルチャーに興味がある外国人フォロワーがすごく多いんですね。世界各国で集客できるという強みも、選んでいただいた理由のひとつじゃないかなと思っています。それで今年の6月、今回のイベントを主催された(株)ビューティーターミナルから話をいただいて、8月に正式にオファーをいただきました。

 

 

NANAMI:今回のイベントはビューティーターミナルと「きものdeどれす」の共同開催なんですが、うちはインバウンド向けに着物のリメイクプロジェクトをしていることもあって、そういう活動にも注目していただけたのかなって。私自身は去年から海外に目覚めて、今年に入ってからアメリカ、中国、香港に行って、チャンスがあればどんな国にも行きたいと思っていたんです。今回はパリということでヨーロッパは初めてでしたし、決まったときは本当に嬉しかったですね。当日のステージでは「着物」や「ギャル・カルチャー」、「よさこい」などのテーマで複数の日本のサロンがショーを行ったのですが、私たちは「原宿カルチャー」を発信するチームとして参加させていただきました。

原宿のカルチャーは世界的にも注目を浴びています。日々進化する原宿カルチャーで世界の人を魅了するためどう表現するかをめちゃくちゃ考えました。

 

―準備期間は2カ月ほどでしたよね。サロンワークやセミナーなどと並行での準備は大変だったのでは?

 

NANAMI:出発直前まで、ものすごく忙しかったです。モデルは本決まりになってからインスタで集めました。私の担当は3人のはずだったのですが、日本での最終リハのときに現地のモデルさんが一人キャンセルになってしまって。そうなると音楽の構成やウォーキングのタイミングが変わってくるので焦りましたが、急遽2人に変えて乗り切りました。衣装は私がイラストを描き、服飾学生のお客さまに作っていただいたんです。

 

 

ありペー:僕は音源やショーで使うAI動画制作を友達に頼んで、衣装はNANAMIと同じく服飾学生の方に作っていただきました。NANAMIは出発前の4日間、ほぼ徹夜で準備してましたよ。

 

NANAMI:シャワーだけ浴びに、自宅に帰ってました(笑)。ヘアショーが10分と決まっていたので、ウォーキングも含めると1人につき数分の時間配分だったんですね。その短い時間の中でどれだけ印象的なスタイルを作れるかというところで、細部までこだわりたくて。私が作っているオリジナルの「ポニーテールリング」というヘアアクセサリーがあるんですけど、その制作とヘアアレンジの練習をずっとしていました。そのせいで出発日は待ち合わせ時間に、1時間遅れで到着。でも有田さんがそれを見越して早めの時間を設定してくれていたので、飛行機には乗れました(笑)。

 

>現地では道端でストリートパフォーマンスも

 

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