業界内で話題騒然、25歳の経営者が渋谷に誕生。 倍速美容師、AI TOKYO鎌形諒が描く新世代美容室のあり方とは
昨年、原宿の有名メンズサロンを退職し、11月にAI TOKYOを渋谷で立ち上げた鎌形諒さん。25歳という若手オーナーの誕生が、業界内でも話題を呼んでいます。倍速で人生を歩む鎌形さんはなぜ独立を決意したのか? そして、急スピードで成長を続けるモチベーションは何なのか? 今度の事業展開などについても伺いました。
独立を決めて最初にしたのは、“親友たちへの電話”だった
最速でデビューして最速でディレクターにまでなった有名サロンを辞めて独立したというとすごく驚かれますが、以前から思い描いていたビジョンでした。それに、前回取材いただいた「倍速人生」で、『27歳で美容の総合ビルを経営する』と宣言してしまったからには「実現させないとな」という理由もあったり(笑)。
独立すると決めて一番にしたのは、親友たちへの電話。美容専門学校時代から一番仲の良かった友人の美容師たちに電話をかけて、「俺、辞めるわ。会社立ち上げて美容室作る。一緒にくるか?」と言いました。彼らは学生の頃に「俺が会社作ったら雇うよ」と冗談のように話していたメンバー。急な誘いにもかかわらず即決で「面白そうだな! やるか!」と返事をもらいました。
スタッフを集める際に一番大事にしているのは「人間としていい人」であること。当たり前のことかもしれませんが、自分より人のことを優先できる、利他的な思考を持った人と一緒に働きたいと考えています。AI TOKYOをオープンするにあたってたくさんの人に会いましたが、今のスタッフは僕が心から「いい人だな」と思った人たちです。