コロナ禍でも拡大し600店鋪超え!躍進を続ける Agu.の「原動力」と「展望」を5人のリーダーに聞いた
キッカケは「遊び」?クラブイベントの出会いから発展したブランドサロン×メガチェーンサロンの融合。CS made by SHACHU
鈴木:僕は美容業界を変えたいとか、ナンバーワンになりたいとか、そういう気持ちはあまり持っていなくて。どちらかというと「遊び」に近い感覚です。
スタイリストとしてAgu.で働き始めたとき、スタイリスト同士の関係がフラットでサークル活動のように楽しかった。もっと楽しくするために何ができるか考えて、「トーキョー美容師」(クラブイベント)をやったり、Agu.アワードをつくったりしています。「遊び」を許可してくれるグループの懐の大きさに感謝です。
一方で、会社のトップとしての責任を感じるので、遊びと責任の間で葛藤することも。スタイリストや管理者のために規模を大きくしていくことも考えています。
市瀬:今年はまた新しい活動を始めるんだよね。
鈴木: SHACHUみやちのりよしさんの人を育て、美容師の価値を最大限に伸ばす美容室経営に感銘を受け、特化したカラー技術とAgu.が大切にしてきた働き方を提唱する、みやちさんプロデュースの革新的なカラー専門店CS made by SHACHUを共同事業として挑戦することとなりました。10代で美容師免許を持っている子もいるので、そういう子たちを現在でいうYouTuberに匹敵する憧れのポジションに押し上げたい。
ほかにも、バーバーの内装でつくったメンズサロンは、理容師の免許がなくてもバーバーのようなお店で働きたいという希望を叶えることが目的。こんな感じで、美容師の「選択肢」を増やすコンテンツをつくると、人が集まってくるんですよ。
丹内:新しいチャレンジの話でいくと、今年はグループで初めて女性のFCオーナーが誕生しました。経営者を育てるのに、性別や年齢は関係ないと思ってやってきましたが、業界としては価値のあることのはずです。
市瀬:これからどんどん若いオーナーが誕生すると思いますし、CS made by SHACHUとの新たな取り組みの中からこれまでにないタイプのオーナーも出てくるかもしれません。これがAgu.グループの強みだと思っています。