勢いが加速するWays TOKYO旋風。2店舗目オープンに込めたねらいとは?
Ways TOKYOならではのシンプルなカラーとスピード教育の成功が急成長の理由
――店舗拡大にあたっては、教育や人材育成も欠かせないことだと思いますが、Ways TOKYOではどのように取り組んでいらっしゃいますか?
吉田:一番の特徴というのは、無駄を削ぎ落としたスピード教育で、アシスタントを早めにスターにするところです。
一般的にアシスタント期間は雑務が多いですし、その時間が長ければ長くなるほど美容師としての経験は少なくなりがちです。一方で、自分一人でお客さんを任せられる経験というのは、一番の財産となります。なので、お客さまを担当できる経験をできるだけたくさん与えられるような教育システムになっています。具体的には1年でjrカラーリストに、1年半から2年でカラーリストのカリキュラムジュニアスタイリストカリキュラムの平行
2年後にはスタイリストデビューを目指した教育をしています。
このスピード教育はWays TOKYOのコンセプトともつながっていて、メニューを絞ったシンプルな形にしているからこそできることなんです。
――アシスタントさんやジュニアスタイリストの方々はどういう感触をもっていると思いますか?
吉田:僕たちのような、もともとのWays TOKYOのスタイリストはデビューまで3〜4年かかっていて、その上でスタイリストデビューしたあとに売上やブレイクするための壁にぶつかることになるんですが、デビューが早まると、壁にぶつかる経験も早くなります。例えば、表参道店のジュニアスタイリスト・MOMOは、僕たちが5年めでぶつかった壁に、今1年半でぶつかっていて、どうやって一皮剥けていくかという試行錯誤中です。
もう一名のジュニアスタイリスト・天野(誉大)も、SNSやハントを中心に新規のお客さまの数をどんどん伸ばしています。
この2名は、新しい表参道店で勢いをもってやってくれると期待しています。
――ありがとうございます。最後に、今後の展望について教えていただけますか?
大木:もちろん3店舗も見据えてはいるのですが、今はとにかく地に足をつけて今自分たちがやるべき事を日々大切にやっていくことだと考えています。
今回の2店舗のオープンに関しても、ワクワクするというような高揚感というよりは、この先に向けて色濃く過ごしていくための最大のミッションと捉えています。Ways TOKYOの色を研ぎ澄ませるために基盤を固めてさらに根を張り美容業界に示していけるようにしていきたい。それが結果として“展望”に繋がると信じています。
プロフィール
Ways TOKYO 表参道店
統括プロデューサー / 大木光
千葉県出身。都内店舗を経てWays TOKYOを設立。
サロンワークを中心にヘアメイク、メイクセミナーなど幅広く活動を広げる。
プロフィール
Ways TOKYO 表参道店
教育担当 / 吉田達弥
大阪府出身。都内店舗を経てWaysTOKYOを設立。InstagramなどのSNSでのヘアアレンジが人気を集め、現在フォロワー数12万人を超える。
プロフィール
Ways TOKYO 表参道店
店長 / 四戸侑太
都内の店舗を経て2019年11月にWays TOKYOのメンバーに。顧客、スタッフからの信頼も厚く、2020年12月オープンの表参道店の店長に抜擢される。
(取材・文/須川奈津江 撮影/菊池 麻美)