いいことばかりじゃない…現役美容師が語る夫婦間の「世知辛エピソード」10選
接客スタイルに妻が苦言。美容師のプライドをかけたせめぎ合い(38歳/男性)
私は妻と一緒に美容室を経営していたのですが、同じフロアの接客が重なると面倒なことが起きます。というのも、私はお客さまをとても褒めるタイプの美容師。施術後も「すごく良くなったね!」と褒め、かわいいお客さまがくると、ついつい褒め言葉もノッてきてしまうのです。
ある日の営業後、片付けをしている妻が大きな物音を立てながら怒っている様子で掃除をしていました。どうしたのか聞くと「ホストみたいな営業をしてみっともない。同じフロアに私がいるのに恥ずかしくないわけ?」と言ってきたのです。自分の営業スタイルにケチをつけられ頭にきた私は、「これが俺のやり方だ。それで今までやってきたし、指名だってたくさんついて独立もできている!」と言い返しました。その言葉に妻がさらに激怒し、プライドがないだのなんだのと収まりのつかない喧嘩になってしまいました…。最後には「美容師が水商売みたいなものだと言われてるのはお前のせいだ!」という言葉と共に、ハサミが飛んできてビックリ!
これがきっかけで夫婦が同じところで働いてはいけないと、お店を2つに分け、それぞれお店を持つことで解決しました。
美容師あるある! 服についた髪の毛で家族が大激怒(32歳/男性)
美容師は自分の服にカットしたお客さまの髪の毛がつくことがよくあります。帰る前にコロコロできれいにしていくスタッフもいますが、私はまったく気にしないタイプでした。しかしある日の帰宅後、手を洗っていると、玄関を見た妻が「ちょっとこれ何なの!?」と怒鳴ってきたのです。
玄関を見に行くと、お客さまのものと思われる細かい毛が玄関に散乱していました。どうやら、ジーンズのロールアップ部分にお客さまの毛がかなり入り込んでいたようでした。意図したことではなかったので、「いや美容師なんだからしょうがないやん」と言い返してしまったのが最後。「毎日綺麗に掃除してんのに、誰のものかもわかんない髪の毛が家に散乱して不愉快極まりない!」と妻が大激怒してしまったのです…。ひたすら謝ることでことなきを得ましたが、その後も妻はずっと怒り続けていました。これからはコロコロできれいにしてから帰ろうと思います…。