勘違い美容師に周囲が凍る!? 現役美容師に聞いた「“さむ〜い”美容師」のエピソード
「俺の若いころは…」その言葉が、みんなが誘いにのらない原因に?(24歳/男性)
私のお店の店長は、「自分たちのときは…」が口癖。どの業界やお店にもそういう人はいると思うのですが、彼はとにかく昔自慢が多い! ことあるごとに「自分が若いころは遅くまで練習していた!」「自分が若いころは、もっとギラギラした美容師が多かった!」などと言って、自分の若いころの経験が正解だと押しつけてきがちです。熱い人ではありますし、スタッフを鼓舞するためだとは思うのですが、「今の時代にあったやり方があるんじゃ…」と思ってしまいます。
店長の昔自慢にうんざりして、このお店は合わないと辞めてしまったスタッフも過去に何人かいます。特にお酒が入ると昔自慢になりがちなので、店長からの飲みの誘いはみんな何かしらの理由をつけて断っています(笑)。
「自分、燃えてるんで」言ったそばから残念なアシスタント5年目の後輩とは?(30歳/男性)
後輩に、いつも口だけの困ったアシスタントがいます。「〇〇やります!」と口では言うものの、実際の行動がまったく伴っていません。
彼はもうアシスタント5年目の美容師ですが、寝坊は多い、練習もしないという問題児。同期どころか後輩にもスタイリストデビューを先に越されているのに、焦りはまったくありません。「自分燃えているから、見ていてください!」と言うので期待してみても、三日坊主の繰り返し。正直、後輩たちにはなめられているし、彼には大事な仕事を任せられないというのがお店としても本音です。
ただ、店舗全員が不思議に思っているのは、そんな状況でも今まで一度も「辞めたい」と言ったことがないこと。では、なぜ練習しないんだ…とは思いますが、根本的には美容師をしたいのかなと信じているので、彼が成長できるように努めようと思います。
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