オーナーだけが知っているサロン名の本当の価値—Nicole.西村晃一さん、「Red Pepper」から「ReDio」へ!

 

サロンの名前、それだけに意味はないかもしれないけれど

 

 

—ちなみに、「Nicole.」はどういう意味でつけたのですか?

 

これは本当に単純に、西村晃一の「に」と「こ」でニコル。あとはフランスっぽいお店にしたかったのと、数字の「2」が好きっていうのもあります。好きな要素が詰まっている名前なんですよね。そうだな、執着しないとは言ったけれど、「Nicole.」はずっと変えたくないかもしれません。10年でも20年でも、できれば死ぬまで、本当に必要とされる存在の美容室であり続けたい。これは僕の挑戦です。

 

—最後に、美容室の名前って、結局どんな意味があるのでしょう。

 

サロンの名前は、ブランドの象徴。今はブランディングとか、ブランド力、という言葉が飛び交っている時代ですが、本気でブランドをつくろうとしたら、そう生易しい努力じゃできないと感じています。みんなで命を削ってデザインして、必死になって表現して。その集大成として出来上がるのがブランドです。だからサロンの名前なんて、つけた本人以外にとっては何の意味もないものかもしれない。でもひとたび、本気でブランドをつくろうとスタッフが一丸となって頑張り始めたとき、もしくはその結果が生まれたときに、サロンの名前は働く人にとっても、周りの人にとっても、すごく意味のあるものになるのだと思います。

 

 

プロフィール
Nicole.
代表/西村晃一(にしむらこういち)

1972年生まれ。大阪府出身。1999年「Red Pepper」を設立。現在、大阪府内に「Nicole.」、「ReDio」、「Jurrian-may」、「SUMI」の4店舗を展開し、サロンの設計・施工も手がける。自身のみならず、全国区で名を挙げるヘアデザイナーを多数輩出している。

 

(取材・文/福田真木子)

 

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