私の働いているサロンは夫婦経営のお店。オーナー夫婦は、仕事もプライベートもずっと一緒にいるせいか、サロンワーク中もしょっちゅう喧嘩をしていました。

そんなとき、若くてかわいい小悪魔的な女性スタイリストが面接にやってきたんです。女性オーナーは、彼女の採用に反対したようですが、男性オーナーは、すぐに採用を決定。この時点で嫌な予感がしていましたが、案の定、男性オーナーと小悪魔スタイリストの不倫が始まってしまうのです……。

男性オーナーが独断で採用を決めたこともあって、小悪魔スタイリストが働きはじめてからサロンの空気は最悪。一緒に働いている私もあまりの気まずさで、お店を辞めようかとさえ考えました。しかし、ある事件が起きて事態は急展開。「男性オーナーの不倫現場を目撃した」と、お客さまから女性オーナーに密告があったのです。そして2人は結局、離婚することになってしまいました……。

不倫なんかで店も家族も失うことになるなんてバカだなぁと、心の底から思います。この経験から、私は絶対に美容師と結婚するのだけはやめようと誓いました。

指名数No.1の威光で、若手を搾取するお局美容師（女性／22歳）

私の働いている店には、いわゆるお局ポジションの女性スタイリストがいます。このお局スタイリストは、仕事ができて指名数がNo.1ということもあり、スタッフの誰も逆らうことはできません。

そして、女性の後輩スタッフにはめっぽう厳しいのですが、若手の男性スタッフにだけめちゃくちゃ優しいのです。そして、男性スタッフに「悩み相談にのってあげる」と言っては、夜な夜な連れ出し、いけない関係になろうと迫るんだそう……。

結果的に、若手男性スタッフはそれが嫌でどんどん辞めてしまいます。そんなことが原因でせっかく育てた若手がいなくなってしまっては、お店にとっても大損失。しかし、No.1の実力があるお局スタイリストには店長すら注意することができません。なので、今でもまだその悪行は続いています。

もちろん、このお局スタイリストは女性スタッフからはむちゃくちゃに嫌われています。私はいくら自分がNo.1になっても、権力にあぐらをかいて、やりたい放題をするのだけは絶対にしないと誓っています。本当に悪い見本です……。

＞遅刻ならまだマシ…出勤してもトイレから出てこないスタイリストとは