今、国道16号線沿いが熱い! 人気サロンが郊外に新店舗を構えるその理由とは?

 

若者をターゲットにした集客戦略を持つALBUMが都心を離れ、西東京・八王子に出店した理由とは?―ALBUM 槇野光昭さん

 

 

なぜ八王子を選ばれたのですか?

もともと首都圏で有望な都市を探していたのですが、偶然八王子の好物件とご縁があったことがきっかけです。調査してみると、人口も多く利便性の高いエリアだとわかりました。4路線が通るターミナル駅で、地元の方はもちろん、近隣の駅からの集客も見込めますし、駅近くに集客力抜群の大型ディスカウントストアがあり、人通りも多い。ビルの2階にあるテナントですが、窓が大きく路面店と同等の視認性があったので即決でした。

 

八王子に出店したメリットがあれば教えてください。

とても広い物件が比較的低コストで取得できたので、コロナ禍に応じた内装設計ができたのはよかったなと思います。街の中心地にあるサロンでありながら、ゆとりのある空間作りで、仕切りがなくても十分なセット面の間隔を確保できました。

 

シックな雰囲気の店内は、密が気にならないゆとりのある設計。

 

また、通常はグループで統一性のある内装で出店してるのですが、広い店舗でしかできない内装設計にチャレンジできたのもよかったです。グループの他の店舗に比べ、結果的にシックで大人っぽい雰囲気に仕上がりました。

 

出店してみて感じた、八王子のおもしろさや気づきはありますか?

もともと若者をターゲットにした集客戦略を持っていましたが、若年層にも高齢層にもアプローチできるエリアだと感じます。実際、ネット集客媒体やSNS中心に集客する店舗とは違い、サロンの前を通りかかった方のご来店が多いです。そのため、幅広い年代層のお客さまを集客できることに気づきました。若年層向けの「学割カット」や高齢層向けの「グレイカラー」など、エリア特有の施策を検討し、地域の方からの支持につなげたいと思っています。

 

郊外に限らず出店エリアを選ぶ際に、一番重要視しているポイントはなんですか?

街の住人・美容師の多さや、出店物件の立地・コストのバランスで出店を決めています。また、駅周辺の雰囲気や、ALBUMとターゲットが近しい有名なショップがあるかなど、ブランドと街のターゲット層がマッチするかを測っています。

 

プロフィール
株式会社オニカム

代表取締役/ 槇野光昭(まきの みつあき)

1973年7月生まれ。美容室ALBUMを運営している株式会社オニカムの代表取締役。価格.com、食べログなどを運営する㈱カカクコム創業者。現在は山野美容専門学校 通信科2年生。ITを駆使した美容室ビジネスに関心を持ち、美容業界へ2014年に参入。2022年5月時点でALBUM4店舗、2ndラインのIT by ALBUM7店舗を関東で展開しており、2022年7月にはグループ最大規模のALBUM池袋店がオープン。ALBUM公式インスタグラムのフォロワー数は美容室全国1位の46万を誇る。

 

<まとめ>

今回は国道16号線沿いに出店された人気3サロンに話をお伺いしました。人口や街の活気などの基本的なポイントは同じものの、みなさんそれぞれの視点でエリア・物件選びをしているようです。また、出店したエリアに合わせたサービスや内装など、サロン独自の工夫がとても大切であるということもよくわかりました。これから出店を検討されている美容師さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

(取材・文/QJナビDAILY編集部)

 

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