内田聡一郎×浦さやかが手掛けるヘアサロン「QUQU」。その正体とは!? 業界注目の新サロンに迫る!
「QUQU」ではスタッフのこだわりは強いままにスタイルの幅を広げたい
―「QUQU」のコンセプトについて教えていただけますか?
浦 はい。まず店名の「QUQU」は、Question×Questionのこと。常に疑問を持ち続けることが、新しいことにチャレンジする姿勢に結びついていく。情報にあふれている今の時代だからこそすぐに結論を出さずに常に疑問を投げかけ、斬新であり続けたいという意味が込められています。
打ち出すスタイルとしては、otopeでやっていたような尖ったスタイルに加えてナチュラルなものも作っていきたいと思っています。オープン時点でのスタイリストは私とこれまで一緒にやっていた楽人(らくと)の二人なので、尖ったデザインやカットスタイル、カラーに特化するという得意な部分は変えずにやっていきたいです。
加えて、次にスタイリストデビューを予定しているスタッフは私たちよりもナチュラル寄りのスタイルが得意なので、そういうスタッフの得意なことも伸ばしていけるお店にできればと考えています。それぞれのスタッフのこだわりは強いままで、デザインの幅を広げることでいろいろなスタッフが活躍できるサロンにしていきたくて、そこは内田さんにも助けてもらいながらできればと思います。
内田 僕と浦さんのセンスをミックスして起こる化学反応が楽しみです。浦さんから出てくる発想を僕のフィルターを通してアウトプットしていければと思っていて。それが内装やスタッフの動きにも現れてくるんじゃないかと。
―スタッフの採用はどのように行ったのでしょうか?
内田 ほぼotopeからのスライドで、特別に求人はしていません。会社としてはLECOに入社してもらったので新卒も含めて、全体では18名になりました。
浦 最初からこのメンバーでやろうと決めていたわけではまったくなくて、スタッフの意思を尊重した形なのです。私も含めて、otopeのメンバーは前サロンの社員なので、前サロンのオーナーとも話し合いを重ねました。最終的に、オーナーには「新しいお店に行きたいというスタッフは連れていってやってくれ」と言ってくれたのがとてもありがたかったです。
―オープンに至るまでに大変だったことはありましたか?
内田 あんまりないですね。2店舗目ということで、LECOと接点を多く持っていた方がいいだろうと思い、場所は渋谷でLECOの近くという風に決めていたのですが、物件も運良くスムーズに見つかりました。ただ、会社としては人数が一気に増えたので、イニシアチブをとって進めていかなくてはとは思っています。
浦 元otopeのスタッフとLECOのスタッフの交流も結構あって、みんなが刺激し合っていますね。新しい環境に飛び込んだり新しい人が入ってきたりしたときってみんないつも以上にすごく頑張るから相乗効果でお互いのスタッフ同士が高め合っているのを感じます。
内田 LECOも3年目に入るので、よくも悪くも「慣れ」が出てきたところもあり、それが外から人が入ってきたことでいい刺激になりました。人数が増えたことで組織感も出てきて、上層部・中間部・新人とみんながそれぞれの役割を改めてまっとうしようと意識できたのが良かったです。