美容の先のニーズに応える! ユニークな物販を展開する注目の美容室3選
2.野菜直売を通して地域のコミュニティの場を提供する『︎︎NAP』
プロフィール
サロン名:NAP(ナップ)
場所:横浜市青葉区あざみ野南2-6-15
オーナー名:北村 のり(きたむら のり)
-美容室のコンセプトをお教えください。
「いつでも、だれでも、いつまでも、『気持ちいい』がありますように」というコンセプトで、「昼寝・うたた寝」という意味を持つNAPと名付けました。2004年から店のバリアフリー化と高齢者向けに送迎サービスを行っている地域密着型の美容室です。
また、私の夫が農家として独立したことをきっかけに、美容室の敷地内に直売所を併設して、地元の採れたて野菜を販売しています。美容を考えると食は大切ですし、地産地消という地域性もあるのでお客さまの関心も高いですね。
-現在お店ではどういった野菜を販売されていますか?
地場の旬の野菜を始めとして、年間30種類以上の野菜を取り扱っています。車で2、30分の距離に畑があるので、日々採れたての野菜が並びます。今だと大根、白菜、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、サニーレタス、人参、ネギ、里芋、それから近くのしいたけ農家さんが育てたしいたけも販売しているので店先は八百屋状態ですね(笑)。
-その商品を販売することのメリットや、お客さまからの反応を教えてください。
美容室の帰りがけに野菜を買う方もいれば、野菜を目的にこられる近所の方もいて、なかには野菜の購入をきっかけに美容室のお客さまになってくれる方もいます。「この野菜がおいしい」「販売してくれてありがたい」という声も聞きますし、地域の方との交流も増えて和やかなコミュニティの場になっているので、今はなくてはならない場所になっています。
-今後、取り扱う物販をどう展開していきたいですか?
「地域の人が気軽に集まれるような場」というあり方は変えず、今後は農業ボランティアを含め、いろんな人が少しずつでもいいからWin-Winの関係で携わることで、野菜販売の規模を大きくしていけたらというのが夢ですね。