浪花のサロンは“一生モノ”!? 選ばれる大阪3つの人気サロンの秘密
食文化やお笑いなどの独自のカルチャーだけでなく、美容やファッションにおいても強い個性を放つ大阪。美容室の軒数も東京に次いで全国第2位の美容激戦区です。
そんな大阪で独特の存在感を確立しながら、揺るぎない人気を持つ3つのサロンをピックアップ。フランクでこだわりの強い、もしかすると美容に対して日本一キビしい!? かもしれない目の肥えた大阪人に選ばれる、成功サロンの秘密に迫ります。
非日常的な空間でリラックス。『K-twoあべのキューズモール』
■プロフィール
サロン名『K-two あべのキューズモール』
URL:http://www.k-two.jp/salons/abeno/
場所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 あべのキューズモール2F Q-214番
オープン日:2011年4月26日
代表名:大谷和久(おおたに かずひさ)
-サロンのコンセプトを教えてください
「25〜35歳の働く女性や主婦の方が、日常を忘れ、リラックスした時間を過ごせる空間づくりがコンセプトです。K-twoというと、巻き髪ブームに象徴されるコンサバ、エレガント路線というイメージが強いかと思いますが、うちの店舗は大阪の郊外なこともあり、もっとラフでカジュアル。雑誌でいうとVERYやGINGERのような雰囲気やファッションを好む方をターゲットにしています」
-“日常を忘れてリラックスできる空間づくり”のために、どのような工夫をしていますか?
「まず、シースルーの外観で開放感を演出しています。さらにカットスペースとは別に、シャンプーやヘッドスパは、画家のフォルナセッティの壁紙を使ったアートな空間で受けられるようにしています。その部屋はBGMも変えて、少しムーディな雰囲気に。そうすることで、普段仕事や子育てで忙しい女性の方々に、非日常な時間を過ごしていただきたいと思っています。
また、お子さまや旦那さまと一緒にくつろいでいただきながら施術を受けられる個室をご用意して、家族で来ていただける提案もしています」
-エントランスもシャンプースペースも特徴的ですよね。お客さまの反応はいかがですか?
「新規の方にはびっくりされますね(笑)。このあべのキューズモールは、主婦のお客さまが多い施設です。慌ただしい日々を過ごしている主婦のお客さまが、日常を忘れさせてくれるような空間で施術を受けられて、心からリラックスできる。という面が好まれるのかもしれません」
-大阪のサロンとして、東京や他の道府県とは異なる魅力を意識していることはありますか?
「来店しやすい、人当たりのよい接客を心がけています。例えばですが、カットスペースへお客さまをお通しするときに、『ご案内します』じゃなくて、『担当者が(お客さまの)ご来店を楽しみにしていましたよ』や、ロッカーのご案内も『荷物はロッカーに入れてください』だけじゃなくて、『○番のロッカーが空いていますよ』と一言付け加えたり。マニュアルだけではない、親しみやすい接客スタイルは独特なのかなと思います。この地域は、他県から引っ越してくる方も多いのですが、『外観はおしゃれな感じだから、入る前は緊張しちゃうけど(笑)、入ったらスタッフはみんな優しいし、仲良くなれてうれしい』なんて言っていただけることも多いです」
—最近の人気スタイルを教えてください
「全国的にレイヤーの入ったスタイルがブームだと思いますが、大阪のほうではそれよりも少し軽めのスタイルがブームかもしれません。レングス的には鎖骨上〜ショートと、短めの方が多いですね」
—今後の目標をお聞かせください
「来年度にサロンがリニューアルして、フロアが2Fから3Fへ。スペースも1.5倍ほどになります。ファミリーはもちろん、もっと男性のお客さまにも来ていただけるサロンづくりをしたいと思います。例えば、飛行機のファーストクラスのように、同じフロアの中で最大限のラグジュアリーな個室感を演出したり…。細かいことは未定なのですが、新しいアイディアをどんどん出していきたいと思っています。また、K-two全体としては、今年“K-twoもりのみやキューズモールBASE”と“K-two W”をオープンしました。今後は海外出店も視野に入れつつ、もっと広い地域でお客さまにK-twoを知っていただければと思っています」
>癒やしにこだわった空間で“永久顧客”を獲得する隠れ家サロン