成功体験を“シェア”し、美容師の大きな進化へとつなぐ。 互いに高め合い“シナジー”を起こす次世代型シェアサロンNEHANが切り開く道
スタッフ導線をスムーズに。お客さまが心からリラックスできる空間づくりへ。
-シェアサロンでも一流美容師の「顧客志向」を学べるのは大きな魅力ですね。ちなみにNEHANでは、具体的にどんなことを形にしましたか?
寺村:本当にたくさんあるのですが、一つの例として「スタッフの動作を削減」しました。カット中、スタッフが後ろを歩く回数が多ければ多いほどお客さまは気になります。半個室だったとしても、人の気配はわかりますよね。無駄な動作を極力減らす工夫が必要でした。そのアイデアから生まれたのが、カットした毛をセット面の床下に入れる「収納ボックス」。また、飾っていてもインテリアの邪魔にならないホウキをセット面に置くことで、「ホウキを取りに行く→ホウキを片付ける」の2往復を阻止できます。同様の考えで、シャンプー台の空き状況などをスマホ画面でチェックできるようにしました。
-中野さんは経営視点からNEHANを見て、感じることはありますか?
中野:トッププレイヤーとして活躍されているお二人のプロデュースは、こだわりが強く、一切の妥協がないんですよ。店内でかける音楽一つでも徹底的に話し合うし、例を挙げたらきりがないほど細かいところを徹底しています。オープンしてからも、改善点が湧き出てきて、ひと段落する気配がないんですよね(笑)。
-一同爆笑
中野:僕は美容師ではないので、一流美容師である寺村さんや森越さんのアイディアに刺激を受けます。そのアイデアをスピーディーに解決するのが僕の役割だと思っているので、より円滑に回す仕組みを考えていますね。アシスタントさんも、いずれ独立したときに活気のあるサロンづくりのノウハウが蓄積されているので、その経験や知識からお店を作れるのは有益だなと思います。
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