アラサー独身女性が潜入調査! 原宿にあるサロンでマンツーマン接客を受けたその満足度はいかに!?
スタイルチェンジをするために、いざ原宿に参らん!
ヘアカット当日。今日から私は生まれ変わると意気込むアラサー独身オンナ。
さぁ、美容室『X』へ。と思ったら電車が遅延というトラブル発生! 約束の時間に遅れる~と冷や汗なわたくし。
遅刻の電話を入れなくては!と「もしもし」したら…あれ?誰も電話に出てくれない。10回以上は鳴らしたのにぃ。
5分後にかけてようやく電話に出てもらえました。
「お電話ありがとうございます。美容室『X』です」
「本日予約していますAです。実は電車の遅延で予約時間より30分ほど遅れてしまいますが、大丈夫でしょうか?」
「問題ないですので。お気をつけてお越しください。お待ちしております」
すぐに電話出てもらえなかったのは気になっちゃったけど、声からフレンドリーさが滲み出ている。何より最後の言葉「お気をつけてお越しください」は気遣いが感じられて、グっときました。ちょっとこのサロンのことが好きになりました。
到着したぜよ、原宿!
竹下通りを通り抜け、原宿通りを進んだ先にありましたよ、美容室『X』。隠れ家的な美容室のせいか、入口が分かりづらいのがちとマイナス。
「お客さま。いらっしゃいませ」
なんと入口で出迎えてくれたのは本日の担当である鈴木さん。普通はアシスタントかレセプション嬢が迎え入れてくれるのに、ベテランの美容師さんがこちらにウェルカムしてくれるなんて…出迎えからマンツーマン!
「Aさま。本日、担当いたします鈴木です。よろしくお願いします。さっそくですが、こちらの椅子にお座り下さい」
普通は受付の側にあるソファで待たされ、それから椅子に座り、やっと担当スタイリストとご対面…とお店到着から担当に会えるまで30分もかかる、なんてことはザラなのに出迎えから椅子に座るまでの動きがスムーズ。これぞマンツーマンの醍醐味。20㎡ほどと狭い店内だけど、インテリアもおしゃれで掃除も行き届いているのもグッドですゾ!
「鈴木さん、よろしくお願いします」
「本日はどんなカットにしましょうか?」
「いつもヘルメットのように丸いショートカットなのですが、今回はマニッシュなスタイルに劇的チェンジしたいのですが…」
「劇的チェンジ!? う〜ん、そうですね(10秒ほどわたくしの髪をチェックする鈴木さん)。サイドの髪が耳にかかるくらい、バックもうぶ毛が覗くくらいまで短く切り、前髪を斜めに流す。全体的に段をつけるとマニッシュさが出ます。これでいかがでしょうか?」
「なるほど…言い忘れていたのですが、マニッシュさの中に女性らしさも醸し出しのですが、それって大丈夫ですか?」
「女性らしさ、ですね。わかりました。ではカットの前にシャンプーとトリートメントをしましょう」
マニッシュなんだけど女性らしさが欲しい。
注文の多いお客さまであるわたくしのオーダーに、飄々とした顔で「OK」と切り返す鈴木さん。さすがベテランは動じません。