一流サロンはヘッドスパも一流? 大人の女性が通う場所・銀座で潜入調査
細やかな気遣いあり。しかしマッサージ技術は微妙…
『まずは頭皮クレンジングからいたしますね』
およ? クレンジングオイルのジェルが人肌程度の温かさです。
『ジェルが温かいのでびっくりしました』
『頭皮につけものは刺激を少なくした方がいいので、温めているんです』
『そうだったんですね』
細やかな気遣いは◎。
続いてシャンプーへ。
頭皮マッサージをしつつ、髪を洗ってくれております。
『(手の)力加減はいかがでしょうか?』
『ちょっと力が強いみたいで、弱めてくれますでしょうか?』
『はい、かしこまりました』
うーん、力を弱めてもらうと、物足りない。
うまいスタイリストさんだと、ちょうどいい感じで頭を揉みほぐしてくれるのですが…まぁ、ヘッドマッサージを専門としている方ではないので、そこまで求めてはいけない…かな?
『Aさま、デスクワーク中心のお仕事をされているんですか?』
『はい、そうですね』
『デスクワークをされる方はこめかみ部分がこっている方が多いんです。念入りにマッサージしておきますね』
『デスクワークをされる方はこめかみ部分がこっている』ちゃんとマッサージについて学ばれているなんて感心です。
カットやパーマ、カラーの知識は豊富だけど、その他の知識は…なんて美容師もいますが、サイドのサービスの知識を深めることの努力を怠らない。うん、いいです。
ヘッドスパはこれにて終了しました
シャンプー台の椅子を上げてもらい、最後は肩を揉みほぐしてもらいました。首をモミモミ。肩をモミモミ。腕をモミモミ。
頭皮の汚れがなくなったのか、頭がすっきりしました。ふぅ。
『Aさま。続いてこちら(施術ルーム)へよろしいでしょうか?』
施術椅子に座り、岩本さんの手にはドライヤー。
ドライヤーの風を当てながら、ロールブラシを使って髪を乾かす岩本さん。
その手つき、なんと言いますか、うまくない。
髪をなぞって乾かしているだけ、という感じです。
ベテランのスタイリストさんですと、ドライヤーとブラシを使ってヘアスタイルを上手にまとめてくれるんですけどねぇ。
でも岩本さん、とても一生懸命。お客さまの髪をドライヤーでブローすることに慣れてないんですね、きっと。頑張る姿を見て、思わず母親目線でエールを送っていました。
アシスタント・岩本さんのドライヤーは終了。
髪に風を入れすぎて、ボワっと髪が膨らみ過ぎております。まるでキノコのような丸く膨らんだ髪。これでは顔が大きく見えるぅ。根元から丁寧に乾かせば、髪が膨らみすぎず、しっとり落ち着いたのに…。
岩本さん、これからも練習を重ねてね。
髪が乾いたところを見て、スタイリストの佐久間さんが登場しました。
どんなスタイリングに仕上げてくれるのでしょうか?