美容師人生が大逆転! トレンドヘアをやめて、キャリアをリセットした日 ―「MR.BROTHERS CUT CLUB」ジュリアンさん

急成長を続ける美容室で、クラシックヘアの日本一を目指す

 

 

まだサロンができて4年ですが、本当にいろんなところからお客さまがきてくださいます。中国、東南アジア、アメリカ、ヨーロッパ、香港から月1回いらっしゃるお客さまもいて、1日ずっと会話が英語のみのときもあるほど。僕はこんな見た目だからみなさんに英語を喋れると思われるんですが、実は最初は喋れなかったし、今もあまり得意じゃないんです。ただ僕のSNSを見てわざわざ海外からきてくださった方を無下にはできないので、「もう喋れることにしよう!」って思って、ひたすら独学で英語を勉強しました(笑)。

 

お客さまと話していても思うのは、やっぱり世界のスタンダードはクラシックヘアだということ。どの国もメンズはクラシックヘアが最も一般的だと聞きます。メンズのヘアスタイルでクラシックヘアが一番手にこないのは、日本と韓国ぐらいなんじゃないでしょうか。なので、日本でクラシックヘアを一般的にするためにも、西森がセミナーなどに全国へ回っています。僕も技術を確立して、多くの美容師に教えられるようになりたいと思っています。

 

さまざまな国へ行き、活動をしたいですし、もっと技術を磨きたい。

 

今の僕にはやりたいことがたくさんあるんです。有名になるのではなく“髪オタク”になって、クラシックヘアを作るための毛髪ケアなども含めて「ジュリアンに頼めば間違いない」ってところまで行ければ本望です。

 

そう思うようになったのも、「MR.BROTHERS CUT CLUB」に入ったから。以前のサロンでは経験できなかったことがこの美容室にあるおかげです。

 

 

 

プロフィール
ミスターブラザーズ カットクラブ(MR.BROTHERS CUT CLUB)
原宿店店長/ジュリアン

1988年生まれ、ドイツ・ミュンヘン出身。14歳で日本に移住し、国際文化理容美容専門学校渋谷校へ。原宿、渋谷のサロンを経てミスターブラザーズ カットクラブの立ち上げに加わる。クラシックヘアに独自の感性を加えた現代的なスタイルで世界中の顧客を魅了している。

 

(取材・文/若月美沙 撮影/河合信幸)

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