美容師が知らない美容師の世界。さまざまな夢が交差する、歌舞伎町No.1のセットサロン「chupa」
普段着に近いワンピやナチュラルな髪が人気
「Hair make salon chupa Tokyo」の営業時間は、基本、14:00~23:00。ただし、始発の時間に始まる店舗もあるため、お客さまの要望があれば、どんな時間でもセットをするそうです。
やはり、もっとも混雑するのは土日で、スタッフ4名で、一日100人前後のお客さまをセットすることも。
「ハロウィンの日は、このあたりもすごかったですよ。普通にセットするお客さまもいて、ハロウィーンの特殊メイクをしたいというお客さまもいて」
とチーフマネージャーの高橋愛さん。
普段は、キャバクラなどで働く人々が訪れるセットサロンも、ハロウィンの日は、お客さまとして訪れる人々もメイクをするため、店内はてんやわんやの大騒ぎ。メイクが得意な高橋さんは、10月30・31日とも、サロンワーク後に、都内の人気クラブに出張メイクをしに行き、お店も個人の売上も史上最高を記録。
歌舞伎町と聞くと、ついつい派手な盛り髪を想像してしまいがちですが、副店長の篠崎史江さんは歌舞伎町のスタイルのトレンドについて次のように語ります。
「ハロウィンの日は特別でしたが、普段はナチュラルな髪を要望する方が多いんですよ。うちは男性のお客さまが7割なのですが、男性の場合だと『ナチュラルなパーマ風スタイルにして』とおっしゃる方が多いですし、女性もアイロンで巻いたダウンスタイルとか、編み込みのアップスタイルなど、普段使いできるようなスタイルをご希望されますね」(篠崎さん)
そして、ファッションについても。
「ヘアスタイルもそうですが、ファッションも最近、いかにもなイブニングドレスみたいなものから、ナチュラルなドレスとか、結婚式のゲストが着るようなドレスに変わってきていますね」(高橋さん)
確かに、ナイトワーク専門の雑誌を見ても、昔のようなギャルメイク+盛り髪ではなく、女性誌やインスタなどで見かけるナチュラルな髪型とあまり変わらないよう。
「今は、アートメイクをしている子も多いので、あまりゴテゴテにメイクしなくても、ナチュラルで十分、かわいいんですよね。髪型も、動きはほしいけど、ルーズな感じがいいと言われることが多いですね」(高橋さん)