「プライベートでも通いたくなるサロンってどこですか?」人気男性サロンモデル3人が答えます!
数多くの撮影を行ない、サロンへ行く回数も人一倍多いサロンモデル。さまざまなスタイリストに出会っている中で、自ら足を運びたくなるサロンとはどのようなお店なのでしょうか。そして撮影を通じてうれしかったことや嫌だったこととは? 美容師さんの身近にいるメンズモデル3人が胸の内を明かします。
ヘアスタイルを自分の思うように撮れる美容師さんは少ない|上野亮
表参道のカフェ「NUMBER A」のスタッフとして料理の勉強をする傍ら、モデルとしても活動する上野亮さん。センスのいい写真を撮ることでも知られ、クリエイティブにこだわりを持つ彼が思う、他店舗との差別化に成功したサロンとは?
-通っているサロンと担当スタイリストさんは?
神宮前の「A10」に通っています。担当は8月からジュニアスタイリストとしてデビューしたばかりの池田淳さんにお願いしています。
-なぜそのサロンに通おうと決めたんでしょうか?
現在担当してもらっている池田くんとは、以前住んでいたところが近かったということもあり、プライベートでも仲がいいんですよ。彼がアシスタントの頃から切ってもらっていて、そのときは池田くんの練習に協力できたら、という想いを抱いていました。趣味や好きな世界観も含め、僕のことをよく理解してくれているスタイリストさんでもあるので、彼のいるサロンにずっと通っていますね。
-サロンを選ぶ基準はありますか?
今まで「あの人に切ってもらいたい!」と思ったことがなかったんです(笑)。でも、担当してくれている池田くんにずっと切ってもらっている中で、打ち解けられた人に切ってもらうのがベストだなと思うようになりました。
そのほかには、スタイルが確立しているサロンは通いたくなりますね。あるサロンのサイトを見ていたとき、ヘアスタイルはもちろん、写真や映像、ZINEなどを制作していて心が動かされました。クリエイティブな面を打ち出し、「僕たちはこんなスタイルを作れます」とアピールしている姿勢は素敵だなと、感動したのを覚えています。
-モデルをしていて「楽しい!」と感じる瞬間は?
いろんな方に出会えると、楽しいなと思います。担当してくれたスタイリストさんによって作るスタイルが異なるので“違い”を発見するのは面白いです。
-ではモデルをしていて「嫌だな…」と思ったことは?
次の撮影があるので髪をあまり切らないようお願いをし、そのスタイリストさんも「毛先を少しだけ切るね」と約束してくれたのですが、セニングシザーで中間から毛先まで何度もカットをされたときがありました。事前にきちんと連絡をし、撮影当日も伝えたのですが、でき上がりが違うというのは困りますね。
-この人は別格だな、と思った美容師さんを教えてください。
具体的な名前は出せないのですが、素晴らしいヘアスタイルを写真に収めるため、カメラを使いこなせる美容師さんは尊敬します。素晴らしい髪型を創る美容師さんは数多く見てきましたが、伝えたいことをカメラを通じてちゃんと写真に収められる人はあまり多くはないんじゃないかな。 ヘアスタイルを伝える手段としてSNSが主流となってきた今、美容師さんにとって写真や映像の技術を習得することは重要なことだと思います。
創り上げたスタイルをどう写したいのか? 理想とする写真を創るためにはどのような構成でどのようなライティングがいいのか? 適切な露出が測れているのか?
写真の撮り方を理解し、自分のヘアスタイルを自分の思うように撮れる人は別格だと感じます。またそういう美容師さんと撮影をすると、伝えたい意思が写真に収まっているので、そうした作品が他のサロンとの差別化をしており、サロンワーク以外でもお客さまを引きつけているのではないでしょうか。
上野 亮(うえの りょう)
instagram:https://www.instagram.com/ueno_ryo/
「A10」