サロン経営もDJも、ミックスする感覚は同じ 独立7周年を迎えた内田聡一郎が語るLECOのたくらみ

クラブで朝4時の出番でも、朝練に参加するDJ店長「AMANE」

 

 

編集部:もがいた経験の中で、気づいたことや変わったことはありますか?

 

内田:スタッフの多様性を認めて、コントロールしようとしすぎないってことですね。これって、まさに今の時代の思想じゃないですか。でもね、時代は回るので、またいつかLECOイズムをギュッと濃い濃度で組織に注入すべきタイミングもくると思います。僕は上京して原宿で育って、原宿のカルチャーやコミュニティで影響を受けてLECOをつくり、今があります。これを後進にも伝えていきたい。

 

 

AMANE:それこそ僕の学生時代は、内田さんはファッションアイコンであり、憧れの存在でした。今僕も内田さんに倣ってDJもしているんですが、もし違うサロンに入っていたらやっていなかったかもしれません。やっていたとしても、今ほどの熱量はなかったと思います。

 

内田 :AMANEは、僕の全盛期のときよりもDJをやっているんですよ。美容師が片手間でやるレベルじゃない。次の日仕事があるから出番早めてもらってすぐに上がるとか、そんな感じではなくて、朝練があるのに4時に出番とか平気でやっちゃう。ようやるなと思います。

 

 

AMANE:DJが自分の活力になっているんですよね。友だちが増えて、その友達が髪を切りにきてくれたり、そこから紹介が広がったり、すごくいいループがあります。ただ、体力的には超大変だし、人には勧めないですけれどね(笑)。

 

内田:僕は、人生の楽しみが分散できていることが大事だと思うんですよ。仕事に100%コミットして楽しいならそれは素晴らしいことだけど、できる人が少ないんじゃないですか。仕事はもちろん、それ以外にも情熱をかけられるものとか、刺激のあるコミュニティとかがあると人生がより充実するんじゃないかな。

 

>サロン経営もDJも根底はつながっている

 

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