独りなのは自分だけ…?現役美容師が人生で一番孤独を感じたエピソード10選
羨ましい…! 仕事に没頭する中、見つけてしまった同級生たちとの差に涙(23歳/男性)
自分は地元の高校に通い、地元の美容室に就職しました。なので、働いていると地元の人に会うことがよくあります。美容師になって1年目の夏、休みはほとんどなく朝練や夜練に励み、仕事に没頭する日々を過ごしていました。しかし、ある日曜日、店の目の前で高校の同級生がたくさん集まっているのを見かけたんです。嬉しくなって話しかけると「今からバーベキューしに行くんだ〜」という返事がありました。当時好きだった女の子がいたこともあり、自分も行きたくなって、幹事の子に「良いなぁ、 誘ってよー!」と言うと、「だってお前土日休みじゃないじゃん!」と言われてしまったんです。
自分で望んで美容師の世界にきたのですが、やっぱり世間の多くの人は土日が休み。自分は平日休みで予定が合わず、ほとんど地元の友だちと会うことがなくなってきていました。しかしそんな中でも頑張って毎日練習に励んでいます。そんなときに言われた言葉に、なぜかとても孤独を感じてしまいました。これから先も美容師でいる以上、ずっと友だちとは予定が合わないのかと思うと、なんだか寂しい気持ちでいっぱいです。
やっと見つけた最高の働き方…! だけどフリーランス美容師の現実は違っていて…(28歳/男性)
自分が就職した美容室はかなりブラックで、人間関係もギクシャクしていおり、働くことがかなり辛くなっていました。そんなときSNSでフリーランス美容師という言葉をよく目にするようになったんです。指名のお客さまもそれなりにいるし、思い切って会社を辞め、フリーランスとしてデビューしました。
初めは「自分の好きな時間で出勤できて、お客さまがこなければ好きなタイミングで退勤してもいい生活なんて!」と歓喜しました。「 なんて働きやすい環境なんだ!」 と。しかし1年もするとフリーランスならではの実態を理解してきます。
まず、仲間が増えません。みんなフリーランスで好きなときに出勤し、好きなときに退勤するので、顔を合わせることはあっても、それぞれ自分のお客さまと接している時間が長く、自分のことで精一杯。フリーランスになると、苦悩を分かち合い、相談し合える同期のような関係の人がいなくなってしまうんです。しかも集客はSNSが中心で、口コミサイトがないため、新規客もなかなか獲得できません…。指名のお客さまも、結婚や出産で地元へ帰ったり、転勤があったりなど、やむ終えない失客が普通にあるので、次第に1日1人しかお客さまがこない日もしばしば。前の美容室は辛くて辞めたけど、年末調整や確定申告、体調不良のときも全部1人で対応するしかありません。最近は孤独ばかり感じてしまっています。どうしたらいいんでしょうか…?
>時代がどんどん変わっていく…。若いスタッフとの間にある考え方のギャップとは?