独りなのは自分だけ…?現役美容師が人生で一番孤独を感じたエピソード10選
給料に言葉の壁…。ロンドンに憧れたアラサー美容師の末路とは(27歳/女性)
私はずっとロンドンで美容師をすることに憧れていました。そして、日本で5年の下積みを経て、ロンドンで見つけた美容室に就職し、移住しました。しかしそんな私を待っていたのは、言葉が全然通じず、スタッフとまともに会話ができない毎日でした。さらに、日本とのギャップにも戸惑いました。
ロンドンでは練習会のようなものがなく、18時くらいになると看板をしまい、みんなとっとと帰ってしまうんです。そのため、誰も練習を見てくれる人はいません。さらに、給料は下っ端はチップがかなり大事になってきます。なので、どれだけ頑張っても先に働いている地元の人のほうがはるかに給料を貰っているんです。
そんな日々が続き、自分は「何のために働いているんだろう…」と思うようになってしまいました。しかもそんなとき、住んでいたアパートから突然追い出され、住む場所を失ったんです。さらにスリに遭い、パソコンやパスポートを失うというトラブルにまで見舞われてしまいました。
孤独に耐えきれなくなって、去年日本に帰国してきました。やっぱり母国は住みやすく、仲間もたくさんいて安心します。もうあんな孤独感は味わいたくないですね…。
短すぎる仕事納め。休暇中の人のために自分の人生を犠牲にしている…?(31歳/男性)
うちの店は1月1日から仕事始めです。たっぷり12月31日まで働いて「仕事納めだねー!」なんて会話をした10時間後には出勤。「あけましておめでとう。今年もよろしく!」と言いながらヘアセットをします。美容師になってから10年、ずっとこの生活。好きな人と初詣に行ったこともないですし、実家にも帰っていません。
1月1日に出勤すると、毎年必ず「あぁ、俺は人が集まる楽しいときに、その人たちが楽しめるようにお手伝いをする仕事をしていて、みんなが仕事のときは自分ひとりが休み。自分自身が楽しむことはなにもできてないなぁ」と感じてしまいます。
もう10年もこんな生活をしていると、それが当たり前になっていますが、このまま一生こういう感じなのかもしれないと思うと、孤独を感じてしまいます。暦通りに休みが取れる仕事に就けばよかったなぁ。
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