目的のためには手段を選ばない！？ 思わずゾッとする「小悪魔な美容師のエピソード」9選
歩合制のスタイリスト。売上の決め手は恋人の手腕次第…！？（28歳／女性）
私のお店では、3年目までのスタッフはアシスタント業務だけでなくフロント業務も行います。フロントは基本1人で、お店の電話や予約を管理し、指名なしのお客さまをスタイリストに振り分けるのが仕事。スタイリストは歩合制で、単価の高いメニューのお客さまにみんなが入りたいと思っているため、いざこざが起きないよう、予約の入った順番で振り分けるというルールがありました。
しかし、あるアシスタントの女の子がフロントにつくときだけ、予約メニューに偏りが出てきたんです。他のスタイリストは前髪カットやシャンプーブローだけのお客さまばかりにも関わらず、ある男性スタイリストだけ、カットやカラーなど高いメニューのお客さまばかり。どうやらアシスタントの女の子は、その男性スタイリストのことが好きで、仲よくなるために予約の振り分けを操作していたようでした。
偏った予約の振り分けがあまりにも続き、周りからも疑問の声が上がりはじめたため、私がそのアシスタントを問いただすことに。本人は「そんなことないです、たまたまです！」と言っていましたが周りからの疑念は晴れませんでした。その後、緊急ミーティングが開かれ、アシスタントの女の子がフロントから外されてからは予約の偏りはなくなりました。
後々わかったことなのですが、その2人は付き合っていたようで、予約操作するよう男性スタイリストが指示していたようです。アシスタントの女の子も、いくら好きな人のお願いだからといって、そんなことをしてはいけませんよね…。
整形代のために罪を重ねる女性スタイリスト（35歳／男性）
うちの店には美容整形にこだわりのある女性スタイリストがいます。しかし美容整形代はとても高く、そのスタイリストもポンポンとお金を出せるわけではない様子。どうしているのかというと、お客さまで美容外科の先生がきたときに猛烈アピールをして、恋愛までこぎつけ、無料で整形させてもらうそう。つい先日も美容外科の先生がきたのですが、その方はなんと既婚者！ そのスタイリストは「奥さんには絶対バレないようにしますし、迷惑をかけませんから」なんて言って誘っているそうです。
「よくそこまでしますね」と言うと「だって数百万が無料だよ？ シミもシワも気にしなくていいし、最高だよ！」との返事が。美容のために不倫にまで手を出すなんてと思い、怖くなってしまいました。何かバチでも当たればいいのにと思います。
＜まとめ＞
強みを持つことは大切です。しかし、ズルで人に迷惑をかけてしまってはいけませんよね。あなたも、知らず知らずのうちに「小悪魔」の巧みなテクニックに騙されていることがあるかもしれません。この記事を読んで、怪しい人には注意してくださいね…！
（取材・文／QJナビDAILY編集部 イラスト／おなか）
