目的のためには手段を選ばない!? 思わずゾッとする「小悪魔な美容師のエピソード」9選
指名のためには自腹も切ります! 好きなモデルへの過剰すぎるサービス(32歳/男性)
うちのお店は、ある芸能事務所に所属するタレントさんがよく髪を切りにきます。指名がない場合は、スタッフが順番で担当するのですが、人気読者モデルの男の子がきたとき、一人の女性スタイリストが順番を無視して「私入ります!」と飛び出して行きました。
その女性スタイリストが来店したモデルの男の子のことを好きなことは、サロン内では周知の事実。そのため、他のスタッフも暗黙の了解として見逃しました。しかし、接客中の会話を聞いていると「これから私が無料でやってあげるから、指名してきてね♡」という、とんでもないセリフが飛び出してびっくり! その言葉通り、モデルの男の子は、その女性スタイリストを指名するようになりました。
しばらくして、「あのモデルの男の子といい感じなの?」と聞いてみると、「まーね! 今度ご飯行く約束した」と返事が。無料にした分の施術費は自分の財布からレジに入れているようなので文句はありませんが、好みだからという理由でここまでできるってすごいなと思いました。自分もその芸能事務所に所属している女性モデルを担当していますが、こんなことを言ったらセクハラで訴えられたり、担当を外されたりしてしまいそうですね…。
人付き合いのプロフェッショナル!? 顧客満足度アップのための強引なアプローチ(26歳/女性)
うちの店には、材料発注の管理を任されている女性スタイリストがいます。ある日ディーラーさんがサロンにきたとき、「今度飲み行きませんか〜?♡」とヒソヒソと話すスタイリストと、鼻の下を伸ばしながら「え!?もちろんです!」と快諾する2人の会話を聞いてしまいました。
数カ月後、ディーラーさんはお客さまとして来店し、その女性スタイリストを指名。接客中の会話を聞くと「何かサンプルいただけませんか〜?♡」とねだっている様子でした。その後、大量のアウトバストリートメントのサンプルをもらっていたので「どうするのかな?」と思っていると、その女性スタイリストが担当しているお客さまにお渡しして、顧客満足度の足しにしているようでした。
自分には真似できませんが、人とうまく付き合っていくことも才能の1つなんだなぁと感じます。
>暇な予約を埋めたい…! そんな美容師のとった営業方法とは?