【失敗談】良かれと思ったのに…! やる気が空回って失敗したエピソード10選
お客さまにお祝いのサプライズ! てっきり喜んでくれると思ったのに…(28歳/男性)
僕は、カリスマ性があったり、技術がずば抜けたりしているタイプではないため、接客力や人間力で指名がもらえるように努力していました。お客さまに対して親身に接し、仲良くなることで指名が増え始めていた僕は、さらに接客に力を入れようと考えていたんです。そんなとき、担当しているお客さまから結婚報告を受けたため、次回の来店の際にちょっとしたプレゼントを渡そうと画策。旦那さんの名前を聞き、2人の名前入りの箸を準備しました。しかし、これが大失敗の始まりだったのです…。
そして、そのお客さまの来店日。僕は意気揚々と「ご結婚おめでとうございます!」とプレゼントを渡しました。しかし、なぜかお客さまは浮かない顔。しかも、「式のためにロングにする」と言っていたはずの髪を「バッサリ切る」と言い出したのです。話を聞いてみると、結婚報告をしてくれた前回の来店から今日までの間に離婚してしまったそう…。
まさかの展開に気まずい空気が流れました。お客さまも「プレゼントもらっちゃったのにごめんね…」と泣き出す始末。なんとか気を持ち直してもらおうと自虐ネタを炸裂させたり、「他にいい人いますよ!」なんて言ってみたりしたものの、最後まで悲しい雰囲気が払拭されることはなく、余計なことをしてしまったと思いました。
今回の件で失敗をしたので、親身になるのもほどほどにしないとと思いました。あの箸は今どうなっているのかな…。
格闘技の試合に感動! 気合入りまくりの翌日の営業でヒヤッとするミスに発展(35歳/男性)
私は格闘技が大好きです。先日K-1の武尊選手と那須川天心選手が戦う大きな試合がありました。その試合を観に行った私は深く感動し、勇気をもらったので、翌日のサンロンワークに気合十分で挑みました。すると、来店した男性のお客さまが「〇〇武尊の髪型にしてください!」と言うのです。苗字の部分は聞き取れなかったのですが、昨日の今日なのでこの人も試合を観て影響されたのだと思い、気合をいれて金髪のアップバング系の髪型をつくることにしました!
ところが、さっそくブリーチを塗ろうとしていると、お客さまが「こ、これ、なんですか?」と戸惑い始めたのです。「え? 武尊選手は金髪なのでカラーはダブルカラーにしようと…」と言うと、「へ? 佐藤健さんの髪型でお願いしたのですが…」と返されてしまいました。
ここで「聞き取れなかった苗字の部分は佐藤だったのか」と、自分の勘違いに気づき、焦りました。しかし幸いにも、ブリーチを塗る前にお客さまが指摘してくれたので大事にはいたらず…。すぐさまスマホで佐藤健さんの写真を検索し、「どのときの髪型にしますか?」と聞いて一命を取り留めました。
自分が好きな格闘技を観て、モチベーションが上がりすぎたばっかりに引き起こした失敗でした。これからは、仕事中は常に冷静にいるように心がけようと思いました。
>知っているお客さまからのお電話に、意気揚々と返事をしたところ…?