憧れの上司や信頼する先輩、同僚のあんな姿にがっかり…美容師が思わず「蛙化現象」を感じた瞬間

 

見ていられない! 恥ずかし〜い勘違いをした先輩にガッカリ(29歳/女性)

 

私がアシスタントだったころ、店に「美容師の鑑」のような先輩がいました。「どんなお客さまにも完璧に対応するためには、雑誌は興味のないものも全部チェックして、世の中の変化を勉強しよう!」「流行についていけないからって、『おじさんだから〜』なんて自虐で笑いを取りにいっちゃダメ! それはカッコ悪い美容師のすることだよ!」というのが口癖で、接客に対する向き合い方を尊敬していました。

 

ある日、その先輩が高校生のお客さまを接客していたときのことです。若い子に人気のアーティストやTikTokで話題の曲など、音楽の話で盛り上がっていました。ところが、施術が終盤にさしかかったとき、その先輩が「そういえば『キングガン』って良いよね〜!」と言ったのです。一瞬みんな「?」となりましたが、すぐに「もしかして『King Gnu』のことでは?」と気がつきました。

 

しかし、先輩は自信満々に「キングガン」を連発。耐えかねたお客さまから「それって『キングヌー』のことですか?」と指摘され、「え、 『キングガン』って読むんじゃないの!? おじさんだからわからなかった〜!」と、あれほど自分でダメだと言っていた自虐ネタに逃げたのです…!

 

 

ダサいというより、可哀想に思いました。散々、時代についていかないといけない、自虐ネタはカッコ悪いと言っていたのに…。それ以来、その先輩を見ると、ただのおじさんが無理をして若い子の流行り言葉を使っているように見えてしまって、痛々しく思っています。

 

 

一瞬で幻滅…親切に教えてくれていた先輩の目的とは?(24歳/性)

 

うちの店では1年目の教育は、2年目が担当するのが普通なのですが、1人だけ1年の練習にも参加して教えてくれる男性スタイリストがいました。「すごく面倒見の良い先輩だな」と思って尊敬していて、自分もこうなりたいなと影響を受けていたんです。

 

ところが、私が昇級してカットの練習を教えてもらうようになったとき、やたらと距離が近いなぁと違和感を覚えるようになりました。それまでのシャンプーやカラー塗布の練習では、体に直接触れられることはあまりありませんでした。しかし、カット練習になった途端に、突然、二の腕を触りながら教えてきたり、「腰を落として!」と言って腰を触ってきたりと、やたらとボディータッチが目立つようになってきたんです。

 

その瞬間から、下心があるように見えてきて、一気に冷めてしまいました。親身に教えてくれてはいたのですが、ボディータッチのたびに「キモっ、おっさん触んなよ!」ということ以外、頭に浮かばなくなってしまったんです。

 

あとで、上のスタイリストに相談すると「あの人、セクハラを合法化するために若い子に熱心に教えてるよねー」と言っていて、下心しかないことを確信しました。どんなに親切でも、下心があったら、気持ち悪い人でしかありません…。

 

 

>こわ〜いミーティングも、優しい先輩がいるから安心! だったはずが…!?

 

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