思い出すと恥ずかしくなる現役美容師の「若かりしころの自信過剰が招いた失敗エピソード」9選
当時の僕はどうかしてました…。お客さまからご飯に誘われると誰かれかまわず行っていたんです。さらにモテモテの状況に調子に乗ってしまった僕は、なんとお客さまに2股をかけるという、美容師が「付き合ってはいけない職業の3B(美容師・バーテンダー・バンドマン)」に挙げられる原因とも言われるような、絶対にしてはいけない行動をとってしまいました。しかも、その2股をかけたお客さまは、偶然にも友達同士だったんです…! もちろんすぐにバレてしまい、2人から呼び出されこっぴどく怒られました。
土下座して謝りましたが、もちろん許してもらえず、彼女も指名も売上も失う結果に。しかも、ことが大きくなってしまい、お客さまとの恋愛がご法度だった店からも店舗異動の辞令が出てしまいました。「バレなきゃいいだろう」くらいに思っていたのは若さのせいということにして、これからは真面目に生きていきます…。
もしかして僕のこと…!? 新人スタイリストのかわいい勘違い(31歳/男性)
スタイリストデビューするときの話です。アシスタント時代からずっとシャンプーを担当していた女子大生のお客さまが「デビューしたら私が初めての指名で行くね!」と言ってくれていました。そのときの顔は、もう自分を好きと言わんばかりの表情だったんです! 自分と話しているときは楽しそうだし、美容師はモテる職業だと思っていたこともあり、デビュー当日にお店にきてくれた帰りに告白しようと決めていました。しかも、両思いだと確信して、後輩に「あのお客さま、絶対俺のこと好きだと思うから、告白するぜ!」と話していたんです。
そしてデビュー当日。施術が終わり出口までお見送りしてお客さまに告白! すると、「え!? そ…そんなつもりは…ずっとシャンプーから担当してくれてたのでお祝いのつもりだったんです…ごめんなさい!」とまさかの玉砕。恥ずかしくてとっさに、「い、いやだなぁ! 冗談ですよ! ドッキリ大成功!」と100%まじりっけなしのクズ発言をしてしまいました…。お見送りした後、後輩に「どうでした?」と聞かれて「冗談だよ! お客さまに手を出すわけないだろ!」とごまかしました。
よこしまな気持ちで美容師をやっていた自分がバカでした。ましてやお客さまに恋をするなんてお店でもご法度です。それからというもの真面目にお客さまの髪を綺麗にすることに専念しています。
>大好きな雑学を売りに接客! しかし世の中にはたくさん知らないことがあるもので…