思い出すと恥ずかしくなる現役美容師の「若かりしころの自信過剰が招いた失敗エピソード」9選
右も左もわからなかった新入社員も、秋ごろには慣れて少し余裕が出てきたり、できることが増えて自信もついてきます。しかしその余裕や自信が、後々頭を抱えるようなミスに繋がることも…。そこで今回は、現役美容師さんにアンケートを実施! 「あのころは美容師としてまだ青かった…」と思うような失敗をお聞きしました。これを読んで、改めて気を引き締めていきましょう!
<目次>
>都内で修行し意気揚々と田舎へ帰郷! だがその勢いも長くは続かず…?(31歳/女性)
>後輩への奢りを豪語! 渡された給与明細には現実が記載されていて…(28歳/女性)
>初めて買ったハイブランドの服。しかし服選びは時と場合が大切で…?(25歳/女性)
>モテ期到来! 調子に乗った美容師に降りかかった地獄の時間…!?(26歳/男性)
>もしかして僕のこと…!? 新人スタイリストのかわいい勘違い(31歳/男性)
>みんなに人気の雑学博士。調子に乗って知ったかぶりの罠にハマってしまい…?(28歳/男性)
>愛する妻にマイホームをプレゼント! しかし社会のルールは無情だった…(34歳/男性)
>コンテスト優勝者の受難。友達のヘアカットであわや大惨事に!?(23歳/女性)
>憧れていた「マスター、いつもの」。衝撃の返答でめんもく丸潰れ(26歳/女性)
都内で修行し意気揚々と田舎へ帰郷! だがその勢いも長くは続かず…?(31歳/女性)
私は都内の有名店で4年間修行し、その後、実家の美容室を継ぐために帰郷しました。修行したのは芸能人やモデルさんのほか、派手なヘアスタイルのお客さまもたくさん来店する、流行に乗ったお店。そのため、最先端のヘアスタイルには自信があったし、カットの試験にも合格していた私は、自信満々で地元に帰ったのです。しかしそこで待っていたのは、自分の技術不足によるお客さまからのクレームの嵐。実家は田舎なのでお客さまはおばあちゃんや子ども、0ミリ刈り上げのおじさん、マメロッドのパーマのお客さまばかりだったんです。前の店では巻き髪やブリーチダブルカラーばかりやっていたので、マメロッドなんてしたこともなかったし、刈り上げはツーブロックのときにすこしバリカンを使う程度。角刈りのようなハサミだけでやる刈り上げも七五三のヘアセットもやったことがなく、何一つお客さまの要望に答えることができませんでした。
都内で一人前になったつもりで偉そうに帰ってきたけど、実際には半人前だったことを痛感しました。母に「ごめんね。私東京行かしてもらって何してたんだろ」と謝ると、「いいのよ! これから練習すればいいじゃない!」と言ってくれました。
このことで老若男女すべてのどんな髪型にも応えられなければ、美容師として一人前ではないと思い知りました! 一生懸命勉強した今は、美容師の名に恥じることなくやっています!
>一度はやってみたい後輩への全額奢り。しかし実行するにはまだまだ早かったようで…?