パワハラ・セクハラだけじゃない! 現役美容師が体験したとっても迷惑な「◯◯ハラ案件」

善意100%。迂闊な一言からはじまった「ベジハラ」(22歳/男性)

 

自分は偏食家で、いつもコンビニで買ったおにぎりなどを食べています。あるとき、女性スタイリストに「野菜とか食べないの?」と聞かれたので、「嫌いなんですよね〜」と何気なく答えました。すると「それはよくない!」と、ほぼ毎日、自分のためにサラダを手作りしてくださるように…。野菜が苦手で困っているので「ベジハラ(野菜ハラスメント)」と呼んでいます。

 

 

善意からくる行動なので断るに断れず、たっぷりドレッシングをかけて味をごまかしてからかきこみ「美味い!!」と言っています(笑)。しかし、勢いよく食べている自分を見て「そんなに喜んでくるなら今度からもっと多く持ってこようか?」と言われたときは、「自分は少食なのでこれで十分です!」と必死に逃れました。

 

喜ぶリアクションもほどほどに、迂闊な一言には気をつけていこうと思います…。

 

 

その時間必要? 終礼後に行われる「ブクハラ」(25歳/男性)

 

うちの店長は、ことあるごとにスタッフに対して本を読むことをすすめていて、みんなからは影で「ブクハラ(ブックハラスメント)」と呼ばれています。

 

特に辛いのが、終礼時に店長が最近読んで感銘を受けた本の文節を紹介し、ランダムで指名された人が感想を答えるという謎の時間。言い方は悪いのですが「無駄な時間だな」と感じたので、本の紹介の時間をなくす狙いで、店長に「それぞれの時間を確保するためにも終礼は5分程度で終わる内容にしたらどうでしょう」と提案をしました。

 

店長は「確かにね〜」と提案を受け入れたものの、なんと、他の内容を短縮して本紹介は残ったんです…! これには度肝抜かれました。

 

自分が役職に就いたときには、部下の意見も聞こうと思っています…。

 

 

酔っ払った先輩がうるさい! 何度も繰り返される「ドラハラ」に怒り心頭(28歳/女性)

 

私が働くエリアでは車通勤が当たり前。そのため、営業後の食事会では、お酒を飲まない私がみんなの送迎をします。その度に、自分の運転に対してイチャモンをつけてこられる「ドラハラ(ドライブハラスメント)」には困りました。

 

行きは「すみません」と謝るのですが、帰りはみんなが酔っぱらった状態で言ってくるので、「うるさい!酔っ払い!」と言い返していました。しかし、酔っ払っている状態なのでよく覚えていない→翌日謝られる→またドラハラの無限ループ…。

 

現在は自分も立場が上になり後輩が送迎をしてくれていますが、お酒を飲むスタッフには帰りに後輩に送ってもらっても絡まないよう必ず釘を刺しています。

 

<まとめ>

 

美容師のみなさんも、さまざまなハラスメントに頭を抱えているようですね…。なかなか「やめてください」とは言いづらいものですが、勇気を出して声をあげることで改善することもあるようです。また、「もしかしたら私ハラスメントしていたかも…」と思った人もいるのでは? 善意からの行動や言動でも、相手が喜んでいるとは限りません。自分がハラスメントをする側にならないように気をつけたいものですね。

 

(取材・文/QJナビDAILY編集部 イラスト/めい)

 

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