【実話】幽霊よりも生きた人間のほうが何倍も怖い…。現役美容師が体験した人にまつわるオカルトエピソード
開いた口が塞がらない! 嘘の報告で手柄を横取りしたアシスタントリーダー(23歳/女性)
私が勤めているサロンでは定期的に撮影会が行われています。その撮影会のモデルさんを探すのはアシスタンントチームの役割で、集まったモデルさんをスタイリストに報告するのはアシスタントリーダーである先輩です。
ある撮影会の後、スタイリストに「〇〇さんってモデルさんすごくよかったね。誰が見つけてくれたの?」と聞かれました。私が見つけた方だったので「私です」と報告をしようとしたら、「そのモデルさん、私が見つけたんですよ〜♪」とアシスタントリーダーの先輩が答えました。私がお声掛けしたモデルさんなのに、自分の手柄のように報告し、スタイリストに褒められているのを見て、開いた口が塞がりませんでした…。
さすがにこれは酷いと思い、その先輩に直接文句を言いました。先輩は文句を言われるとは思っていなかったみたいで、軽く口論になったものの、最終的には謝ってくれました。しかし、納得はできませんでした。それからは撮影会の度に、モデルさんを見つけた人の名前を記載した報告書をスタイリストに提出するようになりました。自分が受けたようなことは絶対後輩には味わわせたくないと思っています。
急にサロンを辞めた先輩。おごってくれていたお金が実は…(30歳/男性)
自分がアシスタントのとき、いつも面倒をみてくれていた先輩スタイリストがいました。その先輩は、本当にお金がなくいつもカツカツの状態だった自分に、毎日のように「飯行くか?」と誘ってくれ、ご馳走してくれていたんです。週の半分はご飯に連れて行ってくれて、「先輩、お金大丈夫ですか?」「お前と違って稼げてるから大丈夫だよ」がいつものやり取りでした。お客さまへの応対も丁寧で、憧れの先輩でした。
しかし、自分が3年目のあるときから急に先輩が無断欠勤で突然こない日々が続きました。誰が連絡しても連絡がつかず、1週間後にはオーナーから一身上の都合で退社するという説明がありました。
しかし、その説明だけでは納得がいかず、オーナーに理由を問いただしたところ、実は借金が3桁あり、生活が回らなくなったので地元に帰ることになったと言われました。オーナーから本当の理由を聞いたときは絶句。電話を何度掛けても繋がらないので、メールをして、ご実家にお手紙を出しました。あれから7年、今は何をされているのかわかりませんが、先輩にお世話になったことには、今でも感謝しかありません。
<まとめ>
陰湿ないじめや、裏切り、恋愛関係など、さまざまなエピソードが登場しました。あなたの周りにも、知らないところでゾッとする行動をしたり、発言をしたりしている人がいるのかも? ただし、「知らぬが仏」かもしれませんよ…。
<文/リクエストQJナビDAILY編集部・イラスト/西島巧輔>